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2006/08/08 きっと脊柱がまたポロっと / YouTubeで見る亀田親父

仕事があれこれ立て込み、夜は会食続きで、しばし更新ストップ。先週木曜の夜は、会社主催の会食で大勢のアメリカ人と共にブラジリアン・ステーキ、いわゆるシュラスコの店に。昔はあんまり見かけなかった気がするが、最近、このあたりに何軒もあり、結構賑わっている。

日本で、青山のバルバッコアなど何回か行ったが、こちらでもシステムは同じ。サラダバーは実に充実している。席におかれた札を緑にしていると次から次へと串刺しでローストされた肉がサーブされる。赤にするとストップ。 牛肉も部位を変えて色んな種類あり、ソーセージや鶏肉や豚肉も様々な味付けで登場。メリケンの連中は、もともと肉食であるからして、串から切り分けて貰う時も、こっちを切ってくれとか、こんな部分をくれとか注文がうるさい。こういった英語は、やはりイマイチよく分からんのだよなあ。

日本風のサシが入った脂っこい肉よりも、アメリカン・ビーフのほうが、粗塩とニンニクを塗ってローストするシュラスコには合ってる感じもする。ずいぶん牛肉食べたが、こちらで暮らすと、日本のアメリカ産牛肉に対する不信感が、まったく遠い世界の出来事のよう。

しかし、その日本も、アメリカ産牛肉輸入再開。早速5トン届いたのだが、税関では全箱検査したとニュースで読んだ。まあ、しかし、いずれまた脊柱が箱から出てきても不思議はない。アメリカは、自国のルールが世界標準と信じ込んでいる「偉大なる田舎国家」であって、自国の食肉処理方式と違うやり方を、日本向けにだけずっと遵守できると思えない。

「だからアメリカの牛肉は危ない」でも読んだが、食肉処理の現場で働いている労働者は、英語の話せない未熟練移民ばかり。危険部位を除去するという日本の求める手続きが、果たしてずっと厳密に守られるかどうか。脊柱が見つかり、再び禁輸だと日本が騒いだら、アメリカはきっと逆ギレする。「オレ達が普通に食ってるものをなんで食えないんだ、コノヤロー」てなもんである。

これ以上の余計なモメ事を回避したい農水省も、「月齢チェックや解体手続きでの危険部位除去については、どんな杜撰な事やってても目をつぶる。ただ、頼むから脊柱だけは入れないでくれ」と祈るような気持ちではないだろうか。でも、またきっと、ポロっと出てくるような気がするがなあ、脊柱。



最近は日本ビデオ屋を利用しなくても、YouTubeに、日本で話題の映像がどんどんアップされており、実に便利。

「亀田親父vsやくみつる」も面白かった。挑発するやくみつるに激怒して、「ほなオモテで話したる」「このままですむと思うなよ」と凄む亀田親父は、付け焼刃ではないゴロツキの雰囲気がまさに本物。画面で見るから威圧感はだいぶ減退しているが、本当に目の前で凄まれたらあれは大変な迫力だろう。

ガッツ石松がなかなか冷静で、まともなこと言ってるのには実に感心。タレントで食ってて利害関係ないから思ったことが言えるのか。他のチャンネルで一生懸命に亀田擁護をする渡嘉敷は、表情が硬く眼が泳いでいる。ボクシング界で生き残るというのは、あれはあれで大変なことなのではないかと、ちょっと気の毒に思うほどである。まあ、しかし、亀田親父の映像だらけで、英語圏のYouTubeユーザーはさぞや迷惑だろうなあ。