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2005/06/02 地球外生命の存在を信じるアメリカ人 

風邪引き始めなのか、喉の調子が悪いなと思ってたら、身体の節々も痛くなってきた。ビタミンCを飲みつつ仕事。何ヶ月も前にもらった英文の書類をあれこれひっくり返して、いったいどういう経緯でこうなったのか調べるってのも結構疲れる作業。しかし、午後にはだいたい終了。

Yahoo!のニュースで、Most Americans Believe Alien Life is Possible, Study Shows なんて見出しが出ている。

National Geographic Channelが番組のために行った調査で、3分の2以上のアメリカ人が、地球外生命の存在を信じている、というもの。

The poll also reported that belief in alien life did not split across political lines, but did vary depending on religious practices. Democrats and Republicans were equally likely to believe in life on other planets, while regular churchgoers were less likely to believe in extraterrestrial life (about 46 percent) than non-churchgoers (about 70 percent), the poll stated.
政治的立場とは関連がないが、教会に行く人と教会に行かない人の間では、宇宙に他の生命が存在することを信じる率が違うというのは、だいたい予想される範囲内か。地球外生命でなく、神の存在について質問するなら、3分の2よりもっと多いアメリカ人が「信じている」と答えるに違いない。

どこか遠い惑星系に宇宙生命が存在しているということが、聖書で読んだ神の存在に抵触するような概念とは思えない。しかし、教会行く人の間で半分割るというのも面白いな。「聖書には宇宙人のことなど書いてない」と考える原理主義者の存在をうかがわせる数字か。イスラムの連中は、どう考えているのか、これこそ興味深いのだが。

もっとも、以前、読んだ「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由」では、著者が地球外生命の存在について悲観的な推論を立てていた。原始的な生物はいるかもしれないが、文明を作り上げて、他の惑星系にいる生命体と連絡を取るような生命は地球にだけしかいないのではというのである。

本当に宇宙に生命は我々だけなのか。星空に地球外生命からの通信を探索するSETIプロジェクトも、まだ成果無し。宇宙は静まりかえっている。Are we really all alone? そう信じたくはないのだが。