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2006/02/24 「新ばし 笹田」

火曜の夜は「新ばし 笹田」。このところ会社を出る時間が不規則で予約を控えてたので久々な気が。先週土曜に「しみづ」でお会いした「最多来店記録」氏から、マスヒロ氏がこの店に来た時の感想を雑誌で書いてると聞いてコンビニで立ち読みした。そんな話などご主人と雑談。

私はお酒飲むから、魚卵系の珍味があれこれ出て一向に問題ない。ナマコ、白子、コノワタ、クチコなど、子供の頃は嫌いだったが、日本酒には実によく合う。笹田氏はお酒まったくダメなのだが、珍味系は大好きなのだというのも珍しい。

最初のお酒は九平次。コノワタの茶碗蒸しは香りと旨みが濃厚。根三つ葉のおひたしは早春の香り。イイダコの煮つけもお酒によく合う。お酒を黒龍に切り替え。お造りは、アイナメ、アオリイカ、ミル貝、初カツオと綺麗に盛り付けられて。アイナメの身はアカムツにも似ているが脂が乗り美味い。アオリイカは小さなものだそうだが1日寝かしてありネットリした甘み。ミルも香りよし。カツオは八丈島だと。まだ脂は薄いがサッパリと軽い旨み。

お椀は、アンキモ豆腐。ややとろみのついた出汁に濃厚な旨みが溶ける。焼き物は、味噌づけのマナガツオ。早春の定番だが美味い。煮物は、軍鶏肉と、タコノコ、蕗の炊き合わせ。そういえば昔々祖母の手伝いで蕗の皮とかむいたよなあ、などと妙なことを思い出したり。ネットリ濃厚な生牡蠣、ナマコ酢で3杯目に頼んだ天狗舞をフィニッシュ。

最後はいつもの炊飯土鍋による炊き立て御飯。赤だしとお新香で。2杯目のオコゲがまた香りよく最高。最後の煎茶がまた結構。2月はやや暇な日が多かったが、定期的に顔を見せるリピーターのお客さんも増えてきたと。接待系の店ではないので横柄系オヤジ客がいないし、ご主人はまだ若く真面目であるから女性にも向く店である。ホロ酔いでタクシー帰宅。