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2005/10/04 「つかさ」

昨日夜は、会社帰りに、築地「つかさ」に電話。名前を告げるなり親方が「空いてます、空いてます。お待ちしてます!」と。最近2回ばかり電話したが、運悪く満席だったのだ。その前の9月は飲み会やら仕事での会食が立て込んだし、時折台風が来たりで、寿司屋巡回ペースは大幅ダウン。結局のところ、1ヶ月以上ご無沙汰してしまった。入店すると、「いや〜、お久しぶりです。お元気でしたか」と親方が快活に。本当に久しぶりだ。

先月出版された「食のプロが勧める 築地完全ガイド」にこの店が紹介されていた。そんな話やら、他の雑誌で、藤田さんとフジタ水産店頭で写った写真を見た話などあれこれ雑談しつつ。今月発売の他の築地関係ガイドにも掲載されるとか。雑誌への掲載効果か、お昼のお客さんが少し増えましたかねと親方。ここのお昼は基本的に格安のランチを食べるお客さんが多いようだから、昼に来客が増えてもさほど売上増には直結しないかもしれない。もっとも、夜にあんまり混んでもらっても困るのだが。

お酒を常温で頼み、まずツマミを。突き出しは炒った銀杏。タイは小柴で上がった立派なもの。身はネットリとして湯引きした皮に旨みあり。戻りカツオは分厚く切る。脂が乗ってモッチリとした立派な身。ミル貝。牡蠣煮びたしは滋味深い出汁。ウニは壱岐のものだとか。身の大きさは北海道産に似ている。しかし、脂は軽く、旨みとコクが強い。アジもまだ脂が乗っている。小柱。マグロ脳天スモークは辛子と共に。この店のスペシャルだが、脳天のほうもだんだん脂が濃くなってきたと親方。ミル貝ヒモは煮切りを塗って付け焼きに。

握りに移行。マコカレイ、スミイカ。マグロは大間。赤身と中トロ。シットリして旨みあり。コハダはやや肉薄だが脂が乗ってネットリした〆具合。サバは薄く切り2枚つけて握る。店で漬け込んだ生イクラはサラリとした旨み。軍艦巻で2貫。海老は天然茹でたてを。アナゴはツメで。相変わらずスッキリした酢飯が実に美味い。最後は鉄火巻。これまた酢飯とマグロが絶妙の相性。久しぶりに「つかさ」の寿司を堪能。ポツポツと降り出した雨の中をタクシー帰宅。