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2005/06/21 「つかさ」と寿司哲人氏

会社帰りに、築地「つかさ」で一杯。酒は常温ではなく冷やしたのを。そろそろそんな季節。同じ白鷹でも常温で出すとのは違う純米酒だとか。白身はカンパチとフッコ。フッコはネットリした肉質。やや癖を感じるものの旨みあり。アジも上質の脂。タコ、青森のエゾアワビ塩蒸しも香りよく旨みも十分。茹でたての車エビ、マグロ脳天スモーク、脂の乗り切ったアナゴは塩で。どれも美味い。握りもおまかせ。アオリイカ、赤身、中トロ、アジ、ミル貝、コハダ、アナゴ、ウニ、など。酢飯は相変わらずスッキリとして種とよく合う。鉄火巻で〆。さすが梅雨の全盛期であり、アナゴはトロトロに脂が乗る。

カウンタでは、久々に「寿司哲人」氏と同席。「哲人」氏は、「神保町 鶴八」「ほかけ」「小笹寿し」「久兵衛」「すきやばし次郎」「水谷」「きよ田」「喜与し」「與兵衛」「新橋鶴八」「しみづ」などなどにまつわる濃い寿司話を連発。この人の寿司屋訪問暦はハンパではなく、ある程度名前が知れた寿司屋なら、ほとんど全部行ったことがあるのでは。しかもそれが、話の種に1回という程度ではないことが話ぶりから分かる。

今でも、新しい寿司屋情報があると手帳にメモして、ヒマがあれば開拓しているらしい。この店に来訪したきっかけは私のページと伺ったが、酢飯が美味いので通う気になったとのこと。寿司話が濃すぎて、相槌を打ちながら拝聴するのが精一杯。世の中というのは、実に広く深いね。そのうちに話は転じ、天ぷら屋の話から、イチロー不振、貴乃花親方激ヤセまで。なかなか面白い夜だった。