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2005/03/12 上野毛「あら輝」

土曜日の夜は、上野毛「あら輝」。前回からちょっと間が空いてしまった。相変わらず磨き上げられた清潔な店内。前からいた中国人の女性が白衣を着てカウンタ中に入り、つけ台拭いたり、ウニ盛りつけたり、アナゴ炙ったりの手伝い。今年入った男性の若いお弟子さんは外で飲み物の差し替えなど担当。しばらく来ないうちにだいぶフォーメーションが変わるもんだなあ。勿論、人数が増えた分、客席への目配り、サービスは向上している。

最初のお酒は福島の「飛露喜」。スッキリした飲み口だが旨味あり。いつも通り店のおまかせでツマミが出てくる。最初のタイは淡路島岩屋の産。皮目と身の間に旨味が凝縮し、身は内側から光が差しているかのよう。ここの白身はいつも厳選してあって素晴らしい。

九州のアワビ。ヒラメは肝を挟んで。2杯目からお酒は石川の「手取川」に切り替え。カツオはネギと胡麻をあしらって土佐醤油で。今年はカツオの出てくるのが早い気がするが、爽やかな香りが結構。ウニ、ヤリイカ煮つけ、ヒラメ皮炙りなど。

握りに移行するタイミングでお茶を。いつもの通りマグロが次々と。赤身からだんだんと脂のある部位に。握りはもともと小型だが、最近さらに小さくなった気がするが気のせいか。酢飯との相性がよい。スミイカ、アジ。茹で立ての車エビは立派な身。これまたここの酢飯との相性がよい。コハダの〆はやや浅いのだが深い旨味あり。赤貝はヒモと一緒に握る。炙った河豚白子は手渡しで。ハマグリ、マグロのヅケ。アナゴは香ばしい。最後にもうひとつどうぞとサヨリ。これまた脂が乗って美味い。最後はカンピョウ巻をもらっておしまい。どれもよかった。勘定は、またやや高くなったようだ。