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2004/12/25 「しみづ」、汽車が出るまでの酒

表彰式が終わってゴルフ場を出たのは午後3時。成田ICまでの狭い道では、博物館から引っ張り出してきたかのような年代物キャデラックを威風堂々と時速30キロで巡航するジイサマや、横道から突然出てきて、道行くものは我一人とばかり道路を占領するトラクターやらに往生したが、なんとかやり過ごし高速に。こちらは都内まで渋滞もなくスイスイ。1時間20分で帰宅。

試みに「しみづ」に電話すると6時半までなら席は空いてるとのこと。お酒は飲むが別に長居はしないから、それで十分。今度はタクシーで新橋まで。忙しいな。

日本酒を常温で。ツマミは、ヒラメ、タコ、スミイカ、赤貝ヒモ、ヅケマグロと三つ葉をあしらった小鉢、サバ、ブリのヅケ、ミル貝、ウニ、塩辛など。「情熱大陸」のことなど親方と雑談。「せっかく握ったのに捨てることないじゃないですか(笑)」とのことであったが、やはりTVならではの演出があるのだろう。

時間を見計らいつつ握りに移行。たまには時計を気にして飲むのも新鮮でよろしい。勘定済ませて6時15分に店を出る。小説家の吉田健一が、「尤も、汽車が出る前にもう1本飲めるだろうかと思って頼む酒は旨い。これは旨い」と「私の食物誌」に書いている。酒飲みでなければ分からない妙な話だが、これは本当のことである。

そうそう、あと懐の金を気にしながら、お酒をもう1本頼もうか、ツマミをもう1品にするかホロ酔い加減で考えながら飲む酒も、これはこれで美味いのである。もっともこちらのほうは経験しなくなって久しい。というか、今後の人生でも経験しないで済むように願いたいもんである。