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2004/09/26 「與兵衛」巡回 

土曜の夜は西大島「與兵衛」。予約時間通りに入店すると私が最初のお客。十四代飲みつつしばし親方と雑談。ネットでこのページが読めなくなったと訊かれたのだがおかしいな。どこか別のページをブックマークしてるのだろうか。有名寿司屋移転の話題など、さすがに同業だけあってあれこれ情報があり、感想を聞くのも興味深い。

月1回くらいのペースでここに来て、種札の移り変わりを見るのが好きだ。アワビは姿を消した。白身はスズキからヒラメに。そしてサバが登場。2週間ほど前にサンマと入れ替えたとのこと。そういえばアジもいなくなった。この店の絶品、牡蠣煮浸しは、来月中旬頃から登場するとか。

最初にサバとシマアジのアラ炊き。濃い目の味付けだが実にお酒によく合って美味い。最初のツマミ皿。エビ頭、ホタテ、シャコ、スミイカゲソ、スルメ煮イカの耳など。ここのシャコはいつも実に立派なもので漬け込みが美味い。お酒を純米大吟醸「白瀑(しらたき)」、「開運」と切り替えて第2のツマミ皿。中トロヅケ炙り、イワシ酢〆の炙り、貝柱、ヒラメ甘酢ヅケなど。イワシはしっかりした〆だが脂がネットリと舌にからみつく。ヒラメも旨み十分。どれも実に素晴らしい。

左隣のお客さんに何か覚えがあるような無いようなと考えていたら、以前「上野毛」で隣り合わせたお客さんと判明。よくメール頂く方のご友人だがあれこれ寿司屋巡られてるということで、また寿司話を。そのうちに、カウンタ端のお客さんにも、以前私にメールしたことがあり、築地「つかさ」にもよく行きますなどと声かけられる。握りを食べながらしばし雑談。寿司屋巡りってのも意外に狭い世界だなあ(笑)。

握りのほうは、赤身ヅケ、ヒラメ甘酢、シマアジ、スミイカ、車エビ、キス、コハダ、イワシ、サバ、ハマグリ、アナゴ、玉子など。固めの酢飯の具合が実に種に合う。赤身ヅケもいつもながら美味い。皮目を炙るシマアジも光り物もどれも冴えあり。白く煮あがったアナゴのネットリ具合というのも、実にこの店でしか感じたことのない凄さ。ツメとまたよく合う。そうそう、玉子がまた実に結構なのである。久々に「與兵衛」の技を堪能して店を出る。



帰宅してTVつけると、ちょうど曙がキックを頭に貰って轟沈する場面。受身もへったくれもない、絵に書いたような大の字ダウン。だからK−1には向いてないんだよなあ。やっぱり生き残るにはプロレスだ、プロレス。