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2004/08/31 久々に「あら輝」

日曜夜は「あら輝」。7月末から店は1ヶ月間のお休みで土曜日から再開したばかり。九州に大型台風が接近している時に寿司屋巡回というのも最悪のタイミングだが、1ヶ月以上前に予約してあるからしかたない。

時間通り到着。なんだか実に久しぶりな気がする。親方によると、やはり台風の前後3日くらいは魚の揃えに影響あるとのこと。台風が多いから今年は寿司屋受難の夏だ。というより受難は寿司屋の客か。まあ、浜で留めたりなんだかんだ、漁協も市場も対策してるのではあろうけど。

1日2回転になったからか、席はわりとゆったりと。お酒は「開運」。ツマミはいつも通りおまかせで。

ホシカレイは肝を添えて。香りも旨みも濃く上質。しかしそろそろ季節も終りか。塩蒸しのアワビは九州。ふくよかで香りよし。サバは軽く炙って。トリ貝は時期外れだが新鮮で甘み十分。軽く炙った新イカゲソは実に爽やかな歯応えと甘味。ウニとイクラ。マグロ赤身、玉子など。品数に関してはやはり少々台風の影響あるか。

握りに移って最初はカレイの昆布〆。そしてマグロを次々と。北海道戸井の200数十キロ。ネットでニュース検索すると、戸井の本マグロ漁は今年、記録的豊漁だとか。赤身X2、中トロX2、大トロX2。どれも濃厚な旨みあり。

酢飯はやや酢が目立たなくなった感もあるが、相変わらず一粒一粒が口中で分かるツヤやかな仕上がりで実に美味い。新イカも結構。コハダはなにやら微妙なネットリ感と旨みがあると思ったら、昆布を使ったとか。なかなか面白い。茹でたてのエビはここの酢飯に実によく合う。アサリはいつもの通り手渡し。アナゴはほんの軽く焦げ目がつくくらい炙るのだが、ふっくらとツメによく合う。最後はカンピョウ玉子巻。店を出るとポツポツと雨。のんびりと帰宅。