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2004/06/13 「しみづ」

昨日の夜はいつもの「しみづ」。Aご夫妻と久々に同席。結構来てるのだが、土曜日の訪問は実に久しぶり。

お弟子さんのダイスケ君が実に立派なミル貝を剥いている。一般的には時期外れで種札からもいったん外したが、最近になって江戸前の素晴らしいのが出て復活したとか。

Aご夫妻と雑談しつつ、お酒は冷えたのを。カレイは実に立派で肉厚な身。歯応えもスッキリ、爽やかな初夏の香り。シマアジも肉厚で脂が乗っているが、甘ったるい臭みがない。これも秀逸。タコは香りよし。煮びたしのシャコは卵ありと無しと。アワビ塩蒸しもいつもながら芳醇な旨み、肝つきで。

カツオはカラシ醤油で。皮目を炙った藁の香りがいつもながら最高。去年より今年のほうがずっとよいのだが、時折無い時もあって昨日は種札外してたらしい。小柱は軽い甘味が塩と合う。舞鶴産のトリ貝は肉厚で爽やかな甘味。去年はもっと大きかったような気もするが。赤貝ヒモはキュウリ千切りと合えて胡麻を振る。

今日も立て込んでいるようなので、このへんでお茶に切り替えて握りに。マグロは相変わらず素晴らしい。酢飯に実に合うシットリした旨み。コハダは大ぶりの身をつけた1貫におぼろを挟む。これが実に美味い。アナゴも脂が乗って舌の上で溶けてゆく。カンピョウ巻も海苔の香りよく実によかった。