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2003/12/15 「しみづ」

日曜の夜は「しみづ」巡回。隣には総勢6名の団体。初手からお茶で握りを次々と。たまにはそういう食べ方もよいな。しかし、「お飲み物は」、と聞かれると、「日本酒常温で」とオウム返しに答えてしまう私であった。

お酒を頼むとツマミはいつのもように自動的に見計らって出てくる。突き出しはエビ芋。ヒラメは実に立派な身。縁側も分厚く大きい。赤貝はヒモも一緒に。ここで最近出てくる赤貝は、独特の血のエグ味がなく、むしろ爽やかな風味を感じる。

タコは桜煮。サバは焼霜で。牡蠣の煮びたし。北海のウニは2種類。タラの白子ホイル焼き。シャコ。ハマグリ。塩辛ともらう。

ここらで握りに移行。マグロは1貫づつ産地を変えて。脂の具合と旨みはちょうどよい按配。コハダはしっかりとした〆具合。身の厚い半身を1貫に握る。これに慣れると薄いコハダを軽く〆る寿司が物足りなくなるのだが。

金曜の夜、「つかさ」に行ったら親方が、「日刊ゲンダイに「悪口雑言集」友里征耶の「しみづ」レポートが出てました」と切り抜きを見せてくれた。一読したらすぐ分かる、相変わらず本人の性格の悪さがにじみ出た、嫌味ったらしい書きっぷり。たまたま「しみづ」でその話をすると、親方も市場でゲンダイの連載について聞いたとのこと。いつもながら秀逸なアナゴとカンピョウ巻で〆。