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2003/07/06 「しみづ」巡回 

土曜の夜は「しみづ」巡回。隣のご夫妻は埼玉からだそうだが、このところ毎週会ってるような。「この店はクセになるんですよね」とご挨拶。種札がやや少なくなった気がしたが、赤貝とトリ貝がラインアップから去ったとのこと。ミル貝もそろそろ終わりだろうか。

白身はホシカレイ。マコカレイと味の違いがハッキリ分かるかと問われると自信がないが、ホシカレイのほうが口にした時に香りと味をコツンとより強く感じる、そして後味がやや濃い。エンガワ、タコ、白身昆布〆、アワビ、ツブ貝、アジ、小柱とツマミをおまかせで。ツブ貝は貝が少ないので仕入れたとのことだが、立派な身で爽やかな香り。カツオは今シーズン4回目に使ったのが昨日だという。土曜日にはもう無し。今シーズンのカツオはどれもよくないが、金曜の気仙沼産は珍しくよかったとのこと。やはり房総より三陸産のほうがよいのかもしれない。

頃合を見て、お茶で握りに切り替え。マグロは青森とのことだが、いつもながら酢飯とよく合う。シットリした旨みがある素晴らしいもの。コハダはさすがに旨みも脂も枯れてきた印象。アナゴは持ち上げるのも困難なほど脂でトロトロ。「実に美味いんですが、握るのが大変なんです」と親方。カンピョウ巻も、酢飯を広げたとたんになんともいえない海苔のよい香りが漂う。海苔の質も悪くはないだろうが、毎日炭火で海苔を炙っているからこその香り。問題はこの海苔を食べつけると、他の店の海苔がすべてヒンヤリと生臭いような気がしてしまうことだろうか。