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2003/01/19 西大島「與兵衛」

昨日の夜は、西大島「與兵衛」。今年初めての訪問。お年賀代わりということで、最初にオンザハウスで「開運 しぼりたて」を一合。アルコール臭なく、旨みとコクだけが残った芳醇な酒。

いつものように、まずは突出しの一皿。牡蠣煮びたし、エビ頭、ホタテ、アナゴ肝、イカゲソ、シャコと小皿に載った種は、すべて煮たり漬け込んだりしてある。実に結構。2本目のお酒は「十四代 本丸」に切り替え。シマアジのアラ煮を貰った後、もう少しツマミを所望して、ヒラメゴマ醤油ヅケ、同縁側の甘酢ヅケ、サバと貰う。厚めに切ってワサビを中に挟みこんだサバは、実に濃厚な脂が乗って美味なり。

このへんで握りに移行。キハダマグロヅケ、ヒラメ甘酢、エビ、煮イカと続く。マグロはやはり本マグロにはかなわないが、他の種はどれも結構。寿司飯はかなり固目で、寿司種に味付してあることを考慮して薄味であるが、寿司種と一緒に口中で噛み締めると実に美味い。

北寄貝、アオヤギは甘酢にひたして。コハダは、かなり肉厚でしっかり〆てある。「こういうのが好きでしょう」と親方。確かに好きだが、なんで分かるのかね。サバも脂が乗って香り高い。サヨリは塩の後で酢〆してある古い仕事だが、これが美味い。サヨリも2月までしか使わないとのこと。煮物に移行して、ハマグリとアナゴ。白く煮上がったアナゴは、鶴八系とは違った仕上げだが、同じようにフックラとして口中で溶ける。最後に玉子をもらって終了。

タクシーで帰宅したが、運転手が道を間違えて遠回り。文句言ったらまけてくれた。ははは。