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2001/12/03 沈みこむ寿司 

日曜の夜は、西大島の「すし 與兵衛」に。相変わらず、ヒト手間かかった凝った酒肴類は素晴らしい。1杯やってから、おまかせで1貫づつ握ってもらうのも、注文する手間がない分、気楽でよい。今シーズンから始めたという、ハゼの肝も、握りも結構。6時に入店したが、7時半までお客は私だけだという。親方とあれこれ寿司屋談義。

先日、「すきやばし 次郎」に行った事を話すと、親方は、「置いた寿司が沈み込みましたか?」とニヤリと笑う。そうそう、「次郎」の寿司は空気がたっぷり含まれて柔らかく、小野次郎がつけ台に寿司を置くと、ちょっと沈み込むという伝説がある。

「いや、その伝説は知ってるけど、別に沈み込まなかったなあ」と答えると、「やっぱり。普通は、沈み込まないよねえ」と親方はうなづく。まあ、握ってる本職がそう言うのだから、沈み込むのは、やはり錯覚だよなあ。いや、そもそもご飯なのだから置けばほんの少しは形が変わるかもしれない。しかし空気をふくんでるから沈みこむというのはやはりありえないような。ははは。