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1999/01/17 シックスデイズ・セブンナイト

夕方に時間が余ってたので、ハリソン・フォードの「シックスデイズ・セブンナイト」を見に行った。日曜の最終上映は、いつものように映画館はガラガラだ。それともこの映画自体がもう人気ないのだろうか。そんな気もするなあ。

映画のほうは、大上段に述べるような感想はなし。まあ、ハリソン・フォード好きならハリソン・フォードが見れてラッキーだし、ハリソン・フォードが嫌いなら、見逃しても全然実害は無い。そういう意味では万人向きだ。登場人物も少ないし、フォード以外は大物も出てないし、派手なSFXがある訳でもないから、予算もあんまりかかってないんじゃないだろうか。

低予算でチャッチャと作って、フォードのギャラを回収して、会社にそこそこ儲けが残ればそれでいい。まあ、そういう製作意図のような気がするな。


ニューヨークで忙しく働く雑誌副編集長の女性が恋人とリゾートに行く。急に飛びこんだ仕事の為、タヒチへハリソン・フォードのオンボロチャーター機で飛ぶ間に遭難して無人島に不時着。脱出を図るうちに、命からがらのトラブルにも巻き込まれ、さんざんな目にあっているうちに、この女性、ロビンは、都会を捨てて自由に生きるパイロット役のハリソン・フォードと恋に落ちる。スリルもサスペンスもそこそこあって最後はハッピーエンド。まあ、無難なストーリーと言えるだろうか。

ただし、ストーリーの細部でちょっと気になったのは、映画終盤では簡単にアロハ航空のところまで来てるのに、なんでタヒチに行くのに、わざわざフォードのオンボロ飛行機をチャーターしなければならなかったのか、って事だが、これについては脚本家に聞くまでもなく私でも答えは分かる。「そうしないと映画のストーリーが進まないから」 はい、わかりました。


ところで、つまらない事だが、フォードの相手役、ロビンがタヒチへ飛ぶことになった雑誌の表紙の撮影に登場する有名人の名前について。オリジナルの音声では、「ナオミ(キャンベル)とイベンダー・ホリフィールド」としゃべってるのに、字幕では、「ナオミとマイケル・ジョーダン」となっていた。

イベンダー・ホリフィールドだと誰の事か分からないと字幕翻訳家が考えて、勝手に固有名詞を入れ替えたのだろうか。勿論、マイケル・ジョーダンなら誰でも知ってるだろうが、ホリフィールドだって、現役のボクシング世界ヘビー級チャンピオンなんだがなあ。ボクシングのチャンピオンも落ちたもんだ。まあ、翻訳家の芸が細かいというか、余計なお世話というか。ちょっと気になった。