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2002/08/17 「MIB2」

お盆の今週も、ずっと仕事だったので、週末はのんびり休息。うちの会社は、お盆だからといって特段、会社全体の休みはない。夏休みは交代で。TVで郷里からのUターンラッシュの報道を見るたびに、なんだか得したような気がするのも、毎年恒例。ま、別に得したわけではない。それはその通り。

午後から、銀座に出て、「MIB2」を見た。TVで予告編を見た限りでは、よくもまあ、1作目のイメージの2番煎じだけで2作目ができたなあ、とある意味感心した映画。来週でロードショー館公開打ち切りのようだが、客の入りが悪かったのだろうか。

実際に本作を見てみると、最初のエイリアンの宇宙船墜落のシーンから、前作のラストの一種パロディになっており、使い回しできるアイデアは何でも使おうという精神は旺盛。SFスラップスティック・コメディであるから、もともと設定やら小道具などの作品世界は前作とまったく同じでも、ドタバタで笑わせればそれでよいという、一種の割切りか。

ま、ヒットすると、やたらに凝りまくって前作よりも評判を落とす2作目が多い中、「ま、SFXはこの程度でいいでしょ」という判断がいさぎよく、ちゃんと楽しめる映画に仕上がっているのは立派だ。さすがは商売上手なスピルバーグが製作しただけある。

しかし、SF仕立てのスラップスティックとはいえ、言葉に頼って笑いを取る部分では、日本の観客には笑いどころが分からない部分がどうしても残る。「知らないのか、郵便局員はみんなエイリアンだ」「オープラ・ウィンフリーだって、エイリアン特有の顔だ」などなど、アメリカでは観客が失笑するだろう場面でも、日本の映画館はシーンとしている。

もっとも、映画自体はスピード感あるドタバタで、なかなか楽しめた。先週は、「タイムマシン」見るの止めてこっちにしとくべきだったか。ははは。