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2002/08/12 「タイムマシン」

日曜の午後は、銀座に出て、「タイムマシン」を見た。映画の原作が、H・G・ウェルズの同名の古典SFであることは知っているが、オリジナルを読んだことがないので、映画がどこまでストーリーに忠実なのかは分からない。

しかし、未来の人類が2種族に分かれて対立しているストーリーについては、以前に聞いた気がする。監督のサイモン・ウェルズは、なんと、原作者、H・G・ウェルズの実際の ひ孫なんだそうだ。そういうことを考えると、ひいオジイチャン、H・G・ウェルズの原作に、きっと忠実に製作したんだろうなあ。

もっとも、原作が書かれたのは100年前。人類進化の歴史すら、はっきりと明らかになってなかった時代のイマジネーション。今になってストーリーを評価すると、それなりに時代的限界というものがある気がする。

未来の人類が、地上に住む人類と地下に住む人類に2分されるという設定は、1万年後や2万年後なら分かるような気もするが、80万年後ねえ。そんな遥かかなたの未来に、人類そのものが生き残ってるだろうか。地球上には、ゴキブリの進化したようなのしかいないんじゃないの。ははは。

人類が2極分化したという設定は、どちらかというと、当時のなんらかの世相を反映した、ウェルズの風刺と見るべきで、バカ正直に、本当に怪物サルみたいなのが走り回る映画にしてしまった製作者の意図を、ちょっと図りかねるという印象だ。もっとも、原作者のひ孫が監督してるのだから、あんまりボロカス言えないわけでもあるが。ま、悪く言うなら、間延びした「猿の惑星」の出来そこないみたいな映画。

どんな映画にも、それなりに見所があると思うが、この映画に関しては、なんだかお金を無駄にしたような気がする。ははは。

その後は、「銀座新富寿司」に行こうかと思っていたが、ふと思いついて「しみづ」に電話。ちょうど1席空いていた。新橋までブラブラ歩く。コリドー街の、「梅が丘 寿司の美登利」という店は、日曜の夕方というのに、店の外まで長い行列。いやはや、凄いもんだ。

「しみづ」で、日本酒冷で飲みながら、カレイ、シマアジ、タコ、アワビ、ホッキ貝、アオヤギ、アジとつまんでから、握りに移行。中トロ、カスゴ(1貫)、コハダ(新子)、アナゴ、カンピョウ巻で〆。いつも同じようなラインアップだが、美味いものは飽きないのであった。

本日は、ちょっと暑さもお盆休みかも。地下鉄も、心なしか人が少ない。結構、帰省してる人もいるんだろう。夜は、部長と一緒に仕事からみの会食。なんか疲れたな。