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2000/10/15 「スリーピー・ホロウ」

今日は昼過ぎに久々の日記更新した後は部屋でのんびり休養。DVDで「スリーピー・ホロウ」を見る。この映画は、予告編を見て、劇場に行こうと思ってるうちに見逃してしまった。あんまりヒットしなかったのかもしれない。

ドラキュラ役で有名だったクリストファー・リーってのは、とっくの昔に鬼籍の人かと思ってたら、映画冒頭にNY市長役で出現したのでびっくり。むやみに長生きしてる気がするが、これはやはり生き血を吸って生き延びてるのか。

不思議に思って、後でディスクに収録されてる経歴をチェックすると(こういうところがDVDのいいところだ)、1922年生まれだから78歳。ま、一応、生きててもおかしくない年齢である。<だからちゃんと生きてるっつーの。

映画のほうは、独立戦争直後のNY北部郊外の寒村に残る、「首の無い騎士伝説」を舞台に、呪いと魔術が交錯する連続殺人を描いた、いかにもティム・バートンらしい一風変わった伝奇スリラー。アメリカは西海岸と中西部にしか住んだことがないので、こういう古きアメリカ、ニューイングランド風の森にかこまれた東部の村ってのは実に物珍しい。

これがまた、いかにも神錆びた村で、どの辺で撮影したのだろうか、と感慨にふけってたら、収録されていたメイキング・ビデオによると、この「スリーピー・ホロウ村」は、イギリス郊外の野原に3ヶ月かけて、村をひとつそっくりセットで作ったものなのだそうだ。なんだ、ニュー・イングランドじゃなくて本家本元のイギリスか。ま、アメリカ映画は、撮影にかける金のスケールが違いますな。

首の無い騎士の剣がシャリンと鳴ると、犠牲者の首がおもしろいほどあっけなくスポンスポンと切り落とされるSFXには妙な感心をしたが、暴力シーンの検閲にうるさいアメリカの通常TVでは流しようのないシーンの連続。グロテスクなシーンが嫌いならあんまりお勧めできない映画だ。

小道具などの妙なディテイルに凝った撮影が、なかなかおもしろい。全編にただよう陰鬱な雰囲気は、昔々のホラー映画を見ているようだ。まあ、ティム・バートンとジョニー・デップが組むと、こういう映画になるべくしてなったという気がするが、楽しめた。

夕方にぶらっと外に出て、いつもの「浅草寿司清」で中トロと生牡蠣をつまみに冷酒を一杯。そろそろサバもネタに乗ってきたし、煮ツメをかけたハマグリもなかなか結構。これから冬場にかけて、魚に脂が乗り、貝類も美味くなってくる季節。ちょっと前まで暑い暑いと言ってたのがまるで夢のようだ。

明日の朝は5時からSkyPerefecTVでサンフランシスコ・49ersとグリーンベイ・パッカーズの対戦が生中継される。往年ならマンディ・ナイトで放送されるような好カードなのだが、今シーズンはどちらのチームもガタガタで寂しい限り。早起きしても会社があるから試合終了までは見れないので、寝る前にビデオ録画をセットしておかないと。