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1999/02/16 明石君もその程度の覚悟なら / エイリアンは太った者から先に食う

今週は本社に出向く予定だったが、明日、部長が行ってくれるというので資料を渡して私はのんびり。はは。新聞を読んでると、東京都知事選挙の自民党の候補者選びは、いまだにドタバタやってるようだ。

それにしても、明石元国連事務次長の出馬も、国際都市東京の顔としてはなかなか結構だと思っていたが、柿沢元外相が出馬断念しないと見るや、急にへっぴり腰になってためらいだしたのはどうにもガッカリだな。自民党組織のミコシにかついでもらって当選確実ならシャシャリ出るが、泥をかぶるのはマッピラゴメンっていう、腰の座らない悪しき役人根性をとんだところで露呈したと思う。

ま、明石君もその程度の覚悟なら最初から出馬せんでよろしい。

と書いてはみても、どっちにしろ東京都民じゃないから関係ないんだ、私には。<前にも書いたなこのセリフ。



今日のYahooのニュースでは、肥満者がフィットネスクラブの広告に抗議ってのが実に面白かった。

サンフランシスコのフィットネスクラブが、邪悪なエイリアンの顔と共に、

``When they come, they will eat the fat ones first.'' (彼らが来襲したら、太った者から先に食う)
って看板を出したのだそうだが、これがアメリカ人の肥満者にカチンときた。ピケをはって抗議した代表は、(この代表は「Fat! So!(太ってるからなんだってえの)」って本の著者でもあるそうだが)
「太ったアメリカ人は人口の55%、9千7百万人。地位のあるものだっている、我々をなめてはいけない」
と怒ってるらしい。抗議を受けたフィットネスクラブは、「減量は大変な苦痛である事は承知しているし、ユーモアが苦痛をやわらげて、動機づけになる事もあるんではないか」などとコメントを出したのだとさ。

高速道路の脇なんかに立ってる、大きな広告看板をBillboardと称するけど、例えばサンフランシスコだと、101号線を市街に入ってゆく場所なんかに、ビールやタバコの巨大看板があちこちに立っている。これはぱっと見た時のツカミが重要だから、なかなか面白いものが多いんだけど、それにしても本物の看板を見たかったな。


ま、本来この看板のコピーは、「探検隊がジャングルの奥地で人食い人種に捕まって、グツグツ煮える鍋の前で、酋長が誰が一番食いでがあるかを検分している」という古典的シーンをエイリアン版に替えただけだが、宇宙人にしても、この広告見たら腹を立てるかもしれない。

ところで、これはTVCMにしても面白いかもね。ID4ばりに、街に巨大な影を落して宇宙人の円盤がいきなり来襲する。ハンバーガーやピザを食べかけの口をポカンと開けて空を見つめる町角の太ったアメリカ人達。その不安げな表情を、上空からのアップでカメラは捕らえてゆく。

そこで映像がストップして、テロップが流れる。「彼らが来たら、太ったものから先に食う」。そしてフィットネスクラブの名前がドーンと出て終わり。

なかなかブラックでいいと思うが、うるさい視聴者から叩かれるのは必至だな。わざわざ大金かけてCM作って叩かれるんでは引き合わないか。

という事で、今日の教訓は、エイリアンが襲来する前にダイエットしなければという事だな。<全然違う。