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2004/02/11 牛丼最後の日

火曜の午前中は社外で会議。議題が多く、時間オーバーで12時過ぎまでかかって終了。新橋駅から会社に戻る途中、そういえば吉野家に寄ろうかと思ったが、お昼時とあって行列。しかもTVのクルーが撮影までしている。「牛丼最後の日」(ま、実際には11日だが)の取材である。結局、牛丼は断念。

今朝のワイドショーでは、やはり新橋界隈で撮影した「牛丼最後の日」特集が流れている。文芸春秋で「米国牛を食べてはいけない」との米国人ジャーナリストの記事を読む。米国では食肉となった牛の0.05%しかBSE検査が行われていないこと。共和党政権は当初から食肉に対する規制を強める気はサラサラないこと。肉骨粉に対する規制も名ばかりで、かなり最近まで牛の飼料として使われていた可能性があることなど、気味の悪いことばかり。

このまま米国牛の輸入が途絶えたら、吉野家も経営危機に陥るかもしれない。まあ、その前に経営が危なくなるのは、「すき家」とか「なか卯」などの下位チエインか。

しかしきっと大丈夫。輸出用食肉の9割が行き場を失っているアメリカ政府が黙っているはずはない。これから日本に大変な圧力をかけてくるはずだ。アメリカに言われたら、何の議論もなく、唯々諾々とイラクまで軍隊を派遣するアメリカの属国、日本だもの。そのうち全数検査無しでもアメリカ牛の輸入はオッケーという決断を下すことになるだろう。

だとしたら、全数検査している日本牛とバランスが取れないとの文句が日本国内から上がる。しかし、日本の食肉業者には補助金をバラまいておけば大丈夫。もともと補助金貰うためにはアメリカ牛を日本牛と偽っても恥じなかったヤカラ達である。とまあ、自民党は多分そう考えるはずだ。吉野家でも牛丼が復活してめでたしめでたし。ま、確かにアメリカ人は平気でアメリカ牛を食べてる訳であるから、日米は同盟関係で同じ牛食べて一蓮托生と言われれば、まことにその通りなんであるが。