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2003/03/26 六本木でクエ鍋 / ムーア監督

昨日の夜は、同じ時期にシリコンバレーに駐在し、その後転職したK氏を囲んでの飲み会。六本木の日本料理屋でクエ鍋つつきながら日本酒を。クエというのは、鍋にするとちょっとフグに似ている。

それからまた2次会に行って、水割り飲みながらカラオケ歌って大騒ぎ。アメリカにいた頃は、同じメンバーで、毎晩のように飲んでは車を運転してカラオケバーに行っていた。今にして思えば無茶してたもんである。はは。帰宅が遅くなったので、日記更新はお休み。

そうそう、昨日書こうと思ってたのだが、アカデミー賞授賞式での、マイケル・ムーア監督の戦争批判は面白かった。祝福の拍手が一転して会場は騒然。ブーイングも起こったが、スタンディング・オベイションをしている出席者もいたのである。ポカンとして、ただあっけにとられている観客の反応も傑作だった。
We live in the time where we have fictitious election results that elect a fictitious president. We live in a time where we have a man who's sending us to war for fictitious reasons. We are against this war, Mr. Bush. Shame on you, Mr.Bush. Shame on you.(我々が生きてるのは、偽りの選挙で偽りの大統領が選ばれる時代。そして、偽りの理由で我々を戦場に送ろうとしている男がいる時代。我々は戦争に反対する。恥を知れ、ミスター・ブッシュ!)
音楽が鳴り始め、ムーアは自主的に退場。独裁国家でこんなことをしたら、秘密警察が袖から飛び出してムーアを羽交い締めにして連行。舞台は真っ暗になって中継が途切れることになったのでは。いや、独裁国家では生中継なんてできないよな。

ま、しかし、アカデミー賞の舞台でこんな演説できるのが、まだアメリカに残された救いかも。イラクに民主主義を与えるための戦争だと主張するブッシュにとって、あんまり蒸し返されたくない「フロリダ・リカウント」という痛いところを突いた批判だ。「ボウリング・フォー・コロンバイン」は銃社会アメリカを批判するドキュメンタリーらしいが、なんだか見に行きたくなったな。