今朝も寒い朝。出勤時に日経で、国連安保理でのイラクの大量破壊兵器開発に関する情報開示のニュースを読む。「動かぬ証拠」のことを英語で、「Smoking Gun」と言う。殺人現場に硝煙上げる拳銃を持って立ってる奴は犯人に決まってるといった表現だ。しかし、あの程度の証拠では、とうてい、スモーキング・ガンとは言えないよなあ。イラクはおそらく大量破壊兵器を隠しているだろう。しかし、その疑いだけで、本当にイラク攻撃に踏み切るつもりなんだろうか、アメリカは。 会社では、空いた時間で、商法改正と、「委員会等設置会社制度」の勉強など。法務省のお役人が、本だけ読んでアメリカの制度をサル真似して得意になってた商法改正。しかし、その後に肝心のアメリカでは、エンロンやらワールドコムの巨大不正事件が連発。はっきり言って、アメリカ流のコーポレート・ガバナンスも機能してないことがはっきりしてしまった。社外取締役を招く慣行すら定着してない我が国に、そのままアメリカ式の制度をサル真似で導入しようというのだから、導入したら大混乱は間違いない。これはとんだ悪法という気がするな。 |