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2002/01/13 余生は生活保護で生きるくらいの罰を

元札幌国税局長で税理士の浜田常吉容疑者が脱税で逮捕された事件。国税徴収の指導、監督、調査の責任者であった人物が、犯意を持って脱税した実に悪質な犯罪だ。こういう輩には、懲罰的賠償金を負わせて全財産を没収し、余生は生活保護で生きるくらいの罰を与えてやるべきだ。

お役人の肩を持つ気はないが、真面目に税務行政に携わっている職員がたくさんいることは仕事柄知っている。国税庁の職員も、とんでもない先輩のおかげで、税務調査や確定申告受付の場で、なんやかやと文句言われるとたまったものではないだろう。

しかし、この浜田というオッサンも、高卒ノンキャリで札幌国税局長まで上り詰めたというのは、たいへんな出世である。良くも悪くもヤリ手だったということなんだなあ。

そういえば、うちの会社でも、元国税庁のノンキャリを税務顧問として雇ってるのであるが、そもそも恩給がつく公務員の定年退職後の面倒を、民間が見るというのも悪しき習慣だ。本庁の管理部門があれこれとツテを頼って斡旋するようだが、こういう悪癖も改めないとダメだろう。

もっともノンキャリOBの定年後の職を現役が仕事として斡旋してるのは、キャリアが、あちこちの外郭団体に天下って退職金貰い放題という現状が背景にある。キャリアが好き放題やってるのなら、俺達ノンキャリも、チョトくらいイイ目を見ても構わんだろうという感覚である。まあ、官庁の外郭団体の整理統廃合に鉄槌を振るい、キャリアの天下りを撤廃しなくては、同種の問題はこれからもいくらでも起こるような気がする。