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2001/12/02 家系存続の条件

昨日の夜は、タクシーで新橋まで。「土曜日にしては、なんだかムヤミに車が多い」と運転手。雅子妃殿下の出産が関係あるのか、皇居で記帳が始まってるのか、などと議論。結局は、すでに12月の初日であるからして、「師が走ってるのではないか」という結論に。<結論でもなんでもないっちゅーの。

皇室には、1969年の紀宮さまご誕生以降、女子が9人続けて生まれているというのは、なかなか凄い確率。運転手は50からみのオッサンであるが、「本当に皇室を維持する必要があるんですかねえ」と醒めた意見である。

まあ、私自身にも、戦勝国アメリカが押しつけた「日本国憲法」に存続が書いてあるのだから、不都合なければ残しといていいか、という程度の認識しかないのだが。

それにしても、直系男子のみの相続で、養子も認めない、ということになると、家系の存続確率は、やはり低くなる。かといって、側室制度を復活させるなどというのも時代錯誤だ。しかし、西武の堤一族を見ても、正妻の子供でない子孫が家督を相続してるのであるから、民間よりも皇室のほうが、家系存続の条件が格段に厳しい。

「メディアが子供の性別問題を報じないのは、すでに男子であるということが判明しているからだ」などとシタリ顔で解説していた自称事情通がいたが、大ハズレだった。おそらく事前の検査で子供の性別は判明してたと思うが、この問題だけに関しては、宮内庁の情報管理が、案外シッカリしていたと言ってもよいかもしれない。

しばらくは沈静化していた、皇室典範の改正も、また話題になってくるだろう。そうしないと、実質的に天皇制の廃止である。日本の過去の歴史を見ても、女帝はいるのだから、正式に認めても何の問題もないはずだ。しかし、女帝の結婚相手を探すのは困難だろう。いわゆる、弓削道鏡みたいなのが出てきても困る。

そういう面では、イギリスのエリザベス女王の旦那というのは、まったくいるのかいないのか分からんような、毒にも薬にもならない、控えめな人物らしい。女帝の配偶者というのは、ま、そうありたいもんである。問題は、そんなのがいるかどうかだなあ。

あるいは、世界に目をむけて、タイやトンガの王室と交流するか。イギリスの王室と交流は、むこうから丁重に断られるような気がする。ははは。