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2001/05/17 東京イリーガルマインド / ミラノで置き引き

本日はちゃんと電車で出社。電車で読んでた日経に、日本のとある会社が、アップルやMicrosoftにソフトの不正コピーで訴えられ、賠償金払う判決を受けたとの記事。しかし、その被告が司法試験受験予備校で、名前が「東京リーガルマインド」ってのが、まるで冗談のような笑える話。名前を、「東京イリーガル・マインド」に変えたほうがよろしい。



社内ネットワークの掲示板を見てると、うちのロンドン駐在員がミラノで置き引きの被害もあったという掲示が載っていた。リスク対策部から、海外出張時の注意を喚起する通報である。取られたのは、東京からの出張者連れて行ったミラノの教会。パスポート入ったカバンを、受付で足元に置いて話してたところをやられたんだそうだ。

それにしても、欧州に駐在してるくせに、スリ・置き引きのメッカ、イタリアで私物を取られるとはバカヤローだ。いったい誰だろうかと昼飯時に話してると、2年前に赴任した、私の同期のSであることが判明。なんだ、Sのヤローか、しょーがねーなあ。ははは。

もっとも、東京から来た海外に慣れない出張者のアテンドなんかしてると、そっちの世話に気を取られて、かえって自分の所持品の管理に眼が届かなかったりするのも事実ではある。

ミラノの日本領事館にパスポートの再発行を依頼すると共に、イギリスのワークパーミットの再交付も必要で、数日間足止めを食らったらしい。

ミラノには、日本人観光客が大勢観光で押し寄せてるから、結構、財布やパスポートをスラれてるだろうなあ。かくいう私も、97年にシカゴからミラノに行った時には、カバンの中を探られそうになったのであった。ははは。

ま、日本領事館も、また来たかとウンザリなんではないだろうか。「観光客なら分かるが、欧州に住んでて物取られるとはなんだ」と説教でも食らったかもね。ははは。

もっとも、猪瀬直樹によると、パスポート申請や更新時に取られる手数料は、高い割に使途不明で、実費はごくわずからしい。かなりの部分は外務省の収入となっているのだが、外務省では、これは外国での邦人保護や安全対策の費用であると説明しているとのこと。

だとしたら、パスポート持ってるということは、領事館や大使館にお世話かける手数料は最初にちゃんと払ってるということだから、手助けしてもらって当然と言えば当然である。そもそも外務省全体の予算だって元はと言えば税金だもんなあ。もっとも、海外でパスポートを無くさないにこしたことはないが。