MADE IN JAPAN! 過去ログ

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1999/11/20 カナダ人連れて、皇居と浅草へ

昨日はのんびり仕事するはずだったのだが、突然部長から言われて、カナダから来日中の現地法人社員を東京半日観光に連れて行くことになってしまった。ひとりで行くのも気詰まりなので、誰か連れて行くか。中国語学留学から帰ってきたばかりの部下のK君が暇そうにしているので、無理やり連れて行くことにした。

むこうの現地法人で15年以上経理の責任者をしているカナダ人の女性、ボニーは、日本語はまったくしゃべれない。午後1時に代々木の事務所に出向いてピックアップ。どこに行きたいかと聞いても、なにしろ初めての来日だから、まったくアイデアはない。

ちょうど皇居の東御苑で、天皇在位10周年記念展示をしてるので、そこはどうかというと、是非行きたいという。その後で浅草に回ることにしてタクシーで出発、大手門まで。かくいう私も実は皇居の東御苑なんて行くのは初めてだ。

それにしても、大手町から、お堀をひとつ隔てただけで、こんな広大なスペースが空いてるのだよなあ。一般人が入れるのはごく決められたエリアだけだから、本物の皇居の中は、さぞや広いんだろう。

見るもの聞くもの初めてだらけのボニーは、写真を取りまくっている。あれこれと質問してくるので、解る範囲で答えるが、江戸城だったこの土地が、なぜトクガワショーグンから、エンペラーの住居になったのか聞かれて返答に詰まる。「それはですね。タイセーホーカンといってねえ。」。いや、しかし、実際のところなんでだったんだろうか。ははは。日本史には無知である。

ブラブラと東御苑内を散策して、あちこちの展示を見る。皇宮警察や宮内庁の係員があちこちにいるが、やたらに親切で低姿勢で、気持ち悪いくらいだ。それにしても、東京のど真ん中に、こんな広大な土地があるんだよなあ。日本人が感心しててはしかたないが、皇居も、もう少し小さくしてもいいんではないだろうか。

だいたい見終わったので今度はタクシーで浅草へ。道中で日本での車の税金や車検にどれだけ費用がかかるかを話すと、ボニーはえらくびっくりしている。そりゃそうだよなあ。

雷門前でタクシーを降り、仲見世をブラブラ。ボニーが、招き猫を見て、何だと聞くので説明。

「これはインヴァイティング・キャットといって、幸運を招いているのだ。西洋では、手のひらを上にして人を呼ぶが、東洋では逆に、手のひらを下にしてウェイブするのである。だから猫のしぐさをみた昔の人は、それを幸運を招いているといってラッキー・チャームにしたのである。ここに「大入」と書いてあるのは、「Big Income」の意味で、飲食店なんかにも置いてあるのである」

なんてことを説明すると、ボニーはなぜかやたらに感心して、小さいのを買って帰りたいという。私からお土産にプレゼントすることにして、せっかくだから、伝統的な姿形のを探したが、妙にモダナイズされてるのばかりで、オーセンティックなのは案外に無いのだなあ。まあ見繕って、座布団付きの小さな招き猫を2つプレゼント。

削り昆布の説明に窮したりしたが、浅草寺お参り終了。せっかくだから、おミクジをひかせてみたら、「凶」なんてのが出てしまった。説明で適当に表現をやわらげようとしたが、さすがに浅草寺のおミクジは裏面に英語の説明がついてるので、しかたなくそれを読ませる。本人は、それを読んでがっくりきている。ははは。

日も暮れてきたので、また事務所の近くに戻って、昔ボニーと一緒に仕事した関係会社のM氏をまじえて会食。本人に何が食べたいかと聞くと、日本食はだいたい試したので、ステーキを食べたいという。近くの神戸ステーキの店に。しかし、ここはやたらと高いんだなあ。ワインも飲んだが、4人で8万円である。うちの部長は、会食の費用はオレが持つなんて言ってたが、8万円なんて認めてくれるだろうか。あるいは、M氏にちょっと負担を振り替えて、あとは私の課で持つか。財布に領収書をしまいながら、どうも暗雲立ち込める気配であった。

ボニーをホテルまで送った後、ずっと同行したK君と飲みなおしに行く。やはり半日も英語ばかりしゃべってると、頭の芯がしびれるように疲れてくるので、ちょっと飲まなくてはやってられない。ということで、近くのショットバーでカナディアンクラブのロックをダブルで3杯。そのあとでジントニックを2杯。大酩酊して帰宅。