MADE IN JAPAN! 過去ログ

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1997/11/30 アメリカの自動車保険とブレーキを踏む足。

早いもので、もう11月も最後の日。この分ではあっと言う間に今年も終わりか。11月に何があったかと過去日記をひも解いてみると(そうそう、日記って本来そういうもんでしたよね<違うのか)、新宿オフ会があったり、シカゴあたふたCDライブがあったり、車を契約したり、忍者ケーブルを買ったり。ま、結構色々あったんだなあ。ところどころ日記をサボってるのも目につく。ちょっとたるんできたか。う〜ん。



午前中に車のセールスから電話があって、11月で車両登録は完了で、来週の土曜日に納車だと連絡がある。自動車保険の中断証明書を渡さなければならないので、ついでに寄ってもらった。保険の中断証明書と言うのは、海外等に赴任、留学で長期滞在して、自動車保険を継続して掛ける事ができない時に、以前の契約の等級を証明するもの。

任意の自動車保険は、ご存知のように事故が無くて継続して行くと、等級が上がる(のか下がるのか知らないが)ので、掛け金が年々安くなって行く。ところが、海外赴任などで契約を一度解除すると、保険の等級がドンガラガッシャンと元の木阿弥に。

で、日本に帰国して車を買って、任意保険に入ろうとすると、一番料金の高い等級から再スタートを余儀なくされる。損害保険ってのも実に因業な商売。そこでうちの会社なんかでは、赴任時に車両保険なしで一番安い保険を継続扱いにしてゆくのが以前からの通例だった。

ところが、3年ほど前だったか、迷惑な事に、運輸省かどこかの通達で、非居住者に対して保険を販売するのは違反であるとかの見解が出て、契約の継続ができなくなった。で、保険を継続する代りに発行されるのが、この中断証明書と言うものらしい。これがあると、以前と同等の保険等級が適用されるらしいが、セールスマンも扱いをよく知らないみたいだ。<大丈夫かいな。


アメリカでは、新聞などを見ると、しきりにブローカーが安い自動車保険を広告している。会社によってずいぶんと保証の内容も、料率も違うようだ。あんまり対人の保険を高額につける習慣はないようですけどね。

保険に入る方も、色々と保険料や保証の程度を比較検討して選択する。年齢と所有している車の種類によっても違いがあって、一番保険料が高いのがスポーツカーに乗ってる若い男性らしい。まあ、うなずけますね。私の年齢くらいが一番安いはずなんだけど、日本では契約者の年齢や車種による細かい割引はないようだ。26歳未満不担保と家族限定の特約くらいしか聞いた事ないもんなあ。アメリカでは、男性と女性でもレートが違うそうだが、これは訴えられたりしないんだろうか。

契約者が住んでる地域でも差があって、サンノゼの南部が高いのは、保険に加入していないメキシカンの人口比率が高いからだと聞いた事がある。ぶつかっても逃げちゃう人が多い場所に住むのは損と言う事ですな。サンフランシスコダウンタウンも急な坂ばかりだから、やっぱり料率は高いのでは。坂道発進で、前のおばあちゃんがバックしてきたり、ダーティーハリーが無茶な運転して走り回ったりしてるしね。<それは映画の中だけの話だって。<しかし古いな。


昔、サンフランシスコは、市の条例で、女性ドライバーにはオートマティック車の運転を義務つけていたなんて聞いた事もある。さすがに今ではそんな条例は残ってないだろうが、あそこの坂道は本当に急なので、途中で信号に引っかかったりすると、発進は実に大変。AT車でも、アクセルタイミングが遅れると後ろにズルズル行きます。免許取りたてのドライバーなら、まず絶対に後ろの車にドシンとなるでしょう。ケーブルカーにぶつかったりしたら大騒ぎだなあ。はは。


実地に確認した事はないけど、アメリカではAT車の操作を教える時に、アクセルは右足でブレーキは左足で操作するように教えるらしい。考えてみればこっちのほうが合理的で、踏み替えの時間を節約できるし坂道発進にも有効。最近は日本でもそういう風に教えているのだろうか。ほとんどの車がATだもんなあ。

私が運転免許を日本で取った時にはAT車のペダル操作なんて習んた覚えなし。マニュアル車からATに乗り換える時に、自然と、昔クラッチを踏んでいた左足を遊ばして、アクセルもブレーキも右足で操作する癖になってしまった。これって、私だけだろうか。そんな事ないよなあ。これが一般的だよなあ。<だんだん自信が無くなってきた(笑)。しかし、アメリカで免許取る時に、これで何も文句は言われなかったけどなあ。まあ、そんな細かい所まで見てないようだけど。

で、アメリカにいた時、一念発起して左足ブレーキングを身につけようと試した事があるんですが、なかなか難しい。左足で踏むと、目茶目茶ブレーキが効いて、まるで違う車みたい。ガックンガックン、まるで免許取りたての運転みたいになって、我ながら気分悪くて断念しました。