MADE IN JAPAN! 過去ログ

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1997/11/26 サンクスギビングとジャマイカへの旅、追憶。

今日は朝からターボ全開で仕事に集中したおかげで、なんとか危機的状況は脱出。<したはず。何も忘れてなければ。はは。月末の処理もすべて終了、のはず。さすがにしばらく仕事の事を考える気分にならない。部屋に戻り、背中からそっとターボ加速装置をはずして、ベッドの上で丹念に手入れする。 ← そんなもんハナからついてないって。

今日はだから日中は日記に書くような事無し。ただただ、あわただしく、しゃかりきに働いただけ。あっと言う間。毎日こうだとかえって退屈しないけど、体がもたないな、きっと。まさかの時の用心にターボ装置はまた押し入れに仕舞っとくか。


そう言えば、アメリカはサンクスギビングの4連休。一年の収穫を祝う感謝祭。西海岸の事務所ではきっと今週、七面鳥のローストを囲んでポトラックがあっただろう。コールドターキーのサンドイッチはあっさりして好きだけど、暖かい七面鳥の丸焼きは、あんまりうまいと思った事がないですね。ターキーには、本当はラズベリーかなんかの甘いソースをつけるなんて言って、一度西海岸の支店長の奥さんが、皆を招待した時にトライした事があるんですが、やっぱりどうもねえ。日本人ならやっぱり醤油が本道。照焼きソースでもいいかもなあ。ま、アメリカ人は怒るかも知れないが。


アメリカは日本に比べて休日が少ない事は、何度もここで書いたけど、サンクスギビングはクリスマスを除けば年間を通じて唯一の4連休で、割と実家に両親を訪問するアメリカ人なんかも多いようだ。あるいは暖かい南に旅行するとか。そう言えば2年前のサンクスギビングには会社の同僚とジャマイカに行ったなあ。

上着を着ていても体が震える、気温が零下の寒い寒いシカゴから飛行機でだいたい6時間ぐらいだろうか。カリブに浮かぶジャマイカは今の季節でも泳げるし、半袖のシャツで十分。

ゴルフも釣りもできるし、ホテルのプールで泳いでもいいし、あるいはビーチでのんびりカリブ海を見ながら、マイタイでも飲んで読書したり、眠くなれば、のんびりとお昼寝。寒いところから行くと、まるで天国。ただし、今の季節は丁度雨季。我々が行った時も、せっかくゴルフバッグを担いでいったのに、結構雨にたたられた。ゴルフ場はホテルの横で海沿いのリンクスっぽい場所もあり、なかなかいい場所だったけど。予約なしでいつでも回れるし。


滞在したのは、島の北西のモンテゴ・ベイと言うところ。「スムース・オペレーター」なんかを歌ったジャマイカ出身の歌手、シャデー(だったかな?)は、この町の出身らしい。以前、帰国した時にスピード違反で反則切符を切られ、しかしアメリカに逃げ帰って裁判所に出頭しなかった為、逮捕状が出てるらしい。今度祖国に帰ったら逮捕ねえ。わびしい話だなあ。しかしジャマイカはやっぱり貧しい国で、道路も完全には舗装してないし、なんであんな所でそんなにスピードを出したのだろうか。不思議な話だなあ。


で、その雨は、3日目の朝から降り続いて、出発の朝、ホテルをチェックアウトすると、空港までのバスが洪水の為に出ないなんて言うのには弱った。しょうがないのでタクシー会社に電話すると、普通の車は無理だけど、バンなら大丈夫だと言うので、来てもらう事に。空港までは普通に走ったら20分くらいのはずなんだけど、どこが道か分からないほどあたり一面が水びたしで、乗用車があちこちでエンストして立ち往生。なんだかんだで空港まで1時間近くかかったろうか。空港もまるで水の上に浮いてるように見えるほどの洪水だったから凄かったなあ。

やはり治水がきちんとされてないから、雨が降ると、山からどんどん水が湧いてきて、海沿いでは、どこまで海でどこが陸か分からないくらい。近くの村からは上半身はだかの男達がひまそうにワラワラやってきては、動かなくなった自動車を押して浅瀬に動かしてはチップをかせいでいた。雨季にはあんな光景は日常茶飯事なんでしょう。

まあ、飛行機も遅れてたので、ジャマイカを発つには発ったけど、マイアミの乗り継ぎ便はシカゴに去ってしまった後。キャンセル待ちで結局乗れずに、その夜は空港内のホテル・マイアミに泊まる事になったのも、今となっては懐かしい思い出だなあ。まあ、しかしのんびりできて、是非もう一度行ってみたい場所。ま、今の東京程度の寒さなら、そんなに切実に南に行きたいとは思わないですけど。