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1997/09/07 スターウォーズ特別編+アメリカのアジア系俳優トップは誰だ

昨日は日記をとりあえずアップして早めにダウン予定だったが、先日買ったスターウォーズ特別編の3本組ビデオを見始めたら、つい止められなくなって、結局第2作の終わりまでお付き合い。今朝起きると、昨日よりずっと調子よし、結局昨日は昼間ゴルフをやりながらビールを飲み過ぎたのが変な疲れの原因のようですな。<だったらゴルフやりながらビール飲むのやめろって。

午前中は、つい昨日の続きで、「ジェダイの復讐」を見る。さすがに3作続けてみると、当分もういいやと言う気になるが、追加された映像そのものは、最近のコンピュータ・グラフィックスの進歩を、まざまざと見せつけている。しかし、いまだに私の中で一番衝撃的だったのは第一作。最初に劇場で見た冒頭、逃げる反乱軍の小さな宇宙船を追って、帝国の巨大な宇宙船がスクリーン一杯に現れてくるシーンに息を飲んだ事を懐かしく思い出した。

しかしこうして再度ビデオで見て気づいた事だけど、この映画ってほとんど白人しか出てこない。ランド・ラルリシアンが唯一の黒人系で、あとはエイリアンか白人ばっかり。まあ、そもそもが「遠い遠い昔、遥かかなたの銀河系で・・・」と始まるのだから、アジア系やヒスパニックなんていないんだよ、と言われればその通り。でも帝国軍側は、服装から俳優から、明らかに昔のドイツ軍のイメージ。ドイツもいつまで経っても悪者で可哀相なもんだ。

アメリカの娯楽映画は、結構マイノリティには気をつかっていて、アクション物なんかは、黒人が副主人公を演じる事が多い。たとえば、「ダイ・ハード」、「リーサル・ウェポン」なんかでは主人公の相棒は決まって黒人。「ラスト・ボーイスカウト」や「パルプ・フィクション」なんかもそうだ。やはり大衆向け娯楽作品では、キャスティングの段階で、「Politically correct」な見地から、ちょっと黒人も入れとこうや、なんて事になるんだろうか。

あとは、ユダヤ系の人物が頻繁に登場するのもハリウッド映画の特徴。ハリウッドを牛耳っているプロデューサーや監督にはユダヤ人系が多いからだと言う説もあるけど、気をつけて見ていると、実に色々な映画でユダヤ系が(さほどの必然性があるとは思えないのに)登場。

インデペンデンス・デイでも、ジェフ・ゴールドブラム扮する主人公の父親がユダヤ教徒特有の帽子をかぶっていた。という事はあの主人公も(おそらく)ユダヤ人と言う事だろう。しかし、この父親役の俳優は、確か、レッドフォードが監督した「普通の人々」で、ユダヤ人の精神科医を演じてたよなあ。本当にユダヤ人なのかもしれない。考えてみれば、ゴールドとかマンとつくのはユダヤ特有の名前だから、ジェフ・ゴールドブラムも実際にユダヤ系なのかも。

SF映画で色々な人種が登場するのは、やっぱりスタートレック。これにしても、「なんでヒスパニックが出てないんだ」、とメキシコ系のスタンダップ・コメディアンにネタにされるくらいだから、すべてのマイノリティに配慮するのは実際には不可能だ。

アメリカにいるアジア系の俳優などは、どんなに頑張っても、所詮、添え物以外には出番はなく、生き残ってゆくのは大変だと聞いた事がある。ショー・コスギなんて変なのはいるけど。ジョン・ローンはもともとは香港かな。彼は最近どうしたんだろう。まあ、「スターウォーズ」に出てくるヨーダは、どこかの日本人がモデルだと、以前週刊文春に出てたから、あれをアジア系に勘定すると、アメリカのアジア系俳優のトップの座に君臨してると言うことになるんだろうか。一応誰でも知ってるもの。