MADE IN JAPAN! 過去ログ

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1997/07/21 日本ビデオとインド放送
今日はくもり時々雨。最高気温は華氏75度と言ってるから、非常に涼しい日。やはり、どうしても今週西海岸に出かけなければならないようだ。水曜日の夜出て、金曜日に帰ってくる予定で、予約状況を確認すると、シカゴ・サンノゼは席の空きはあるけれど、往復で1700ドル!。なんだかどんどん値上げされてるようだ。この値段なら絶対日本往復のほうが安い。土曜日をステイすると、基本的に料金が激減するのだが、普通は2週間前の発券でないと使えない。でも、捜してみると、日曜の朝6時の便でサンノゼを立つ便を使うなら、往復で500ドルちょい。寝ながら帰ってくれば同じだし、向こうで週末ステイするのもいいかと、それに決定。

ところが、ホテルがほとんど満室状態で見つからない。シリコンバレー近辺は、最近景気がいいせいか、オフィスビルも建築ラッシュだし、ホテルも、少なくとも2週間前にはブックしないと、ほとんど取れない。それは分かっていたが、でも今日決めたんだし、しょうがないよなあ。シリコンバレーの事務所にも連絡して、向こうでも捜してもらう事にする。ひとつだけ、マウンテン・ビューのアンバサダー・インってのが一応端末には出てくるが、オンラインではブックできない。いちおうリクエストを送信して結果待ち。でも、あんまりいいところじゃないんだよな、ここ。まあ、MOTEL6よりはましだけど。

午後は、アメリカ人のマネジャーと、コンサルタントを交えて、出張の為の打ち合わせ。文句をいわれに行くようなものだから、あんまり気が進まないのだが、これも仕事。これが済んだら、今度はボストンに行かなければ。しかし、沢山、Pending Issueがあって、ちょっと気の重い事になってきた。


昨日、会社の帰りに日本ビデオ屋によったら、新作の日本のTVを録画したテープになんとか協会の認定ステッカーなんてのが貼ってある。読売新聞のアメリカ版で読んではいたが、いよいよ、日本への著作権料の支払いが始まるみたいだ。アメリカで、日本人の多い地域には、日本のTVを録画したテープをレンタルする日本ビデオ屋があちこちあるが、日本の放送著作権協会とか何とかが、無料使用だと文句をつけて、全米の日本ビデオ屋から、画像使用料を徴収する事にしたらしい。もちろんその分は借りる滞米日本人の負担になる。

しかし、考えてみると、日本ではスポンサーがCMを流しているから、TVなんてタダだよなあ。こっちのビデオにもCMがそのまま入って録画してるのだから、日本のスポンサーから金をその分取ればいいんじゃなかろうか。著作権料を徴収しても、配分等ももめるでしょう。しかし、アメリカまでわざわざ金を取りにくるかね、普通。

ケーブルTVの中には、日本語放送を選択できるところもあるが、私のところのケーブル会社は、やっていない。もっとも、やってたとしても、NHK主体だから、民放が見たければ、やっぱりビデオ屋のお世話になるのだが。うちのケーブルは日本語はないクセに、どういう訳か、インド放送が2チャンネルも映る。

英語の字幕も普通はないから、大抵何をやってるのかさっぱり分からない。しかし、たまに歌番組なんかでは、いつもキンキラキンに着飾った男女が、大勢のダンサーを従えて、演技と踊りを交えて切々と歌い上げる。撮影はけっこう大掛かり。この歌手の演技の大袈裟かげんが実に傑作で、笑える。音楽も、ポップスにやっぱりカレーをかけたような、インド旋律が混じっていて、興味深い。ヘタにNHKを見るより面白い時ですなあ。日本でも最近は衛星で100チャンネルなんて言ってるから、埋め草としてインド放送がお茶の間に届く日も近いだろう。それとも、もうやってるかな。