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2007/05/03 まず連帯責任取って、高野連の会長以下のジイサマ幹部が全員辞めたらよろしい

今週は、Dallasに仕事で一泊出張。盛夏はとんでもなく暑いのだが、もうすでにムワーっと蒸し暑い雰囲気。まだ木々に緑が戻りかけたこちらに比べると、いたるところ満面の緑といった印象。ずっと英語の会議はやはり疲れるが、なんとか無事終了。水曜夕方、帰りのフライトは、サンダーストームが襲来する寸前に離陸できて実にラッキー。10分後の便に乗った部下は、飛行機がゲートを出た後でそのまま2時間の離陸待ちとなったらしい。飛行機が縦横無尽に連日飛び交ってるアメリカでは、まあ珍しいことではないのだが、やはり災難だよなあ。



高校野球は特待生問題で大モメ。日本学生野球憲章がスポーツ特待制度を禁止しており、違反が続々見つかったというのだが、誰しも感じる疑問は、別に野球だけではなく、他のスポーツでも、高校生に特待生制度が普通に存在してるのではということだろう。

高校で全国から有名選手を集める強豪が存在するスポーツといえば、野球以外にサッカー、柔道、ラグビー、バレーなど数々ある。野球だけに特待生制度があって、後の高校スポーツ選手に存在しないことは、ちょっと考えられない。だいたい、受験校として名前を売ろうとする新興の私立校が、学業優秀な学生に対して学費免除などするという話も普通に聞いたことがあるが、学業はよくて、野球はダメなのか。スポーツが得意な学生だって、学校と本人の都合が一致すれば、ある程度の経済的利益を保証して、その能力を伸ばしてやって何か悪いところがあるのだろうか。

プロ野球の契約金については、実は金額の上限を決めるのは独禁法違反などの疑いもあり、野球界が自分で勝手にルールを決めて勝手に騒いでいるという印象がある。そして、この「日本学生野球憲章」にしても、なんだか同じ気がするな。

野球選手に特待制度を設定していた学校は、高野連に奨学金の解約同意書を提出。野球部長は退任。利用していた選手は5月まで試合出場禁止なのだとか。高野連の、自らだけを絶対的正義とみなす他罰的傾向と、何にでも連帯責任を追求する旧日本帝国陸軍的体質は、「高野連警察が盛り場を巡回せよ」などの過去日記で何度も触れたことがあるのだが、いつもながら辟易して好きになれない。何十年も違反を見逃していて実に遺憾であるというのなら、大好きな「連帯責任」の論理を自らに適用して、まず高野連の会長以下のジイサマ幹部が全員辞めたらよろしい。今後も高校野球で不祥事があるごとに、高野連の役員が辞めるべきなのではないか。何年かしたらだいぶ体質も変わってゆくだろうに。