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2006/11/30 「禁煙セラピー」の著者が肺ガンで死去。

「禁煙セラピー」の著者、アレン・カー氏が肺ガンのため死去したとのニュース。享年72歳。喫煙年数が長いと、禁煙しても発ガンのリスクはもう下がらないのだと聞いたことがあるが、やはりまあ、それが真実か。

私自身も、人からプレゼントしてもらった「禁煙セラピー」を読んで、禁煙に成功した。過去日記によると、2001年8月に禁煙スタート。もう5年以上とは、月日の経つのはあっという間。禁煙初日の夜に飲み会があるという波乱のスタートであったが、それから1本も吸っていない。いや〜、実に偉いもんだなと再び自画自賛するわけであった。はは。禁煙すると、物の微妙な香りや味が分かるようになって、寿司屋通いを本格的に始めたのも、ちょうど禁煙の後。そういえば、あの当時、「しみづ」はまだ全面禁煙ではなく、カウンタでタバコ吸ってる客もいたんだよなあ、などと妙なことも思い出した。

あの黄色の「禁煙セラピー」本を読むと書いてあるのだが、実は著者のアレン・カーは、自分で書いた方法で禁煙したのではない。催眠療法によって禁煙に成功したのだ。あの本とて特段珍しいことが書かれている訳ではない。しかし、「禁煙しても、何も失うものはない」というごく当たり前のメッセージであっても、禁煙に対する不安を取り去るのに、かなり効果的なのである。

アメリカ人でも喫煙者がだいぶ減っているが、うちのオフィスでは結構女性が吸うんだな。ただし、オフィスビルは建物内すべて禁煙。スモーカー達は、外の駐車場に出てタバコを吸う。今日は寒くなり、日中でも気温は摂氏マイナス4度。分厚いコートを着て、喫煙のためだけに外に出てゆく愛煙家を見ると、ニコチンの奴隷から開放されてよかったと心から感じるのであった。