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2006/08/26 この夏、一番長いダラスへの一日

木曜は朝からサンダーストーム。ダラス行き正午の便に搭乗するため早めにオフィスを出た時にも、まだ時折、空には稲光が走り、雷鳴も聞こえていたのだが、ユナイテッドのサイトでチェックする限り一応「on time」ということではあったのだ。

空港でのセキュリティの列はさほどではなく、機内持ち込み荷物のチェックもX線にかけるだけ。空けられることもなくスムースに通過。この時点でコンコースのディスプレイを見ても、まだ定刻の出発時間が表示されていたわけである。

時間があったので、Red Carpetで休憩してコーヒー飲みつつ新聞など。大画面のプラズマTVに映るCNNでは、「Plutoはもう惑星ではない」というニュースが何度も。アメリカ人にはやはり愛着があるのか。それが終わると、ジョンベネ殺人をメールで告白したという容疑者John Mark Karrが、コロラドに到着したというニュースも繰り返しで。しかし、結局のところいまだに彼が犯人だというハッキリした証拠は、メディアも報じてはいない。事件発生当時の報道でも、ボルダー警察の捜査は実に杜撰。予断に満ちた無能な捜査で事件は迷走を重ねた。今回も結局のところ本当に彼が犯人だと断定できるのか。一転してだんだん疑問が大きくなってきたなあ。

しばし時間を潰してそろそろゲートに行くかとディスプレイを見ると、なんと出発時間もゲート表示も消え「delayed」だけが表示されている。結局のところ、正午の出発が、その後、3回に渡って順延になった。1時20分、2時半、そして最後は3時20分。最初から出発は3時20分と教えてくれれば、いったんオフィスに戻るなりもっと時間を有効に使えたのだが、1時間ごとに出発予定が少しずつ遅れてゆくという最悪のパターン。なかなか決断がつかず結局最後まで空港で待つハメに。

なんとか搭乗が3時には始まった。もっとも、これだけですまないのが、さすがにユナイテッド航空の底力という奴。ほぼ全員が搭乗した後で、客室乗務員から、「まだパイロットが到着しておりませんので、いましばらく出発をお待ちください」と脱力のアナウンスが。機内から携帯で先方に、もう何度目かの到着遅延の連絡。結局のところ、パイロットが悠々と到着したのが、アナウンスから1時間半後。まあ、バスやタクシーの運転手じゃないんだから、そうそう替わりをいつも用意してる訳ではないだろう。朝から順延続きでよほど空港も混乱していたのに違いない。それにしても、もうちょっとなんとかならんかね。結局ダラス到着は当初予定から5時間遅れ。

こちらは連日100度を超えているとかで、もう夕暮れだが実に暑い。夕方5時頃が暑さのピークだなあと、空港までピックアップに来てくれたアメリカ人が。オフィスで打ち合わせの予定だったが、それはキャンセルしてそのままバーに直行。イスラエルやアイルランドから来た人達と初対面の挨拶など交わし、テキサスのビールを飲みながら、夜更けまでお国の話などあれこれと。ホテルへのチェックインはもう12時近かった。ビールばかり飲んで、ほとんど食べ物を口にしていない。この夏、一番長い日。