MADE IN JAPAN! 過去ログ

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2006/08/14 遥か遠くまできてしまったなと思うのは / 伊勢正三の「WORKS」

中西部この辺の気温は、最近華氏で最高が80度。朝夕はずっと涼しくなって、もう秋だなといった印象。ま、別に秋が早くてもよいのだが、冬が寒く、1月の平年気温が零下8度(失礼、これは摂氏)というのが困るのだよなあ。

土曜の夜、いつも行く日本飯屋のカウンタに座ってお勧めを聞くに、サザエ壷焼きと松茸土瓶蒸しとのこと。サザエは日本から空輸。松茸はコロラド産で、これからだんだん産地が北に行くと親父の弁。その後、ヒラメ薄造り、日本から来たアジなど刺身で貰い、最後は5貫ばかり握りを。このあたりでは老舗であるし居心地もよい。ただ、冷静に支払金額を日本円換算すると、これが結構する。日本でいつも行ってた寿司屋とたいして変わらない。日本からの仕入れコストを考えると理解できないこともないのだが。しかし、日本を懐かしく思い出し、なぜか遥か遠くまで来てしまったなと思うのはそんな時だ。

アメリカでもAmazon.co.jpで、日本の本が頼めるのに慣れると、ちょっとお酒の入った夜など、あれこれ検索して、次々に買ってしまうこともある。ロングテールの売上にずいぶん貢献しているな。本だけでなく、伊勢正三のCD「WORKS」も購入。会社行き帰りの車内で、「22才の別れ」、「なごり雪」、「君と歩いた青春」など、昔の懐かしい歌をかけながら。おそらく90年代に入ってからの歌だろうか、初めて聴いた「遠ざかる雨」が、なんだかむやみに心に沁みる。そう、いつのまにか、もう若くはないのだ。