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2006/06/10 「Microsoft Money2006」が行う勝手な修正に四苦八苦 

銀行口座もクレジットカードも、円建てとドル建てが存在する。給与所得は日米で発生するが、賞与は日本払い。家賃収入や借入返済は日本で発生。口座や請求の管理が面倒なので、Microsoft Money2006を導入した話は前に書いたが、いまだに扱いに四苦八苦。このソフトは本当に腹立たしい。

こちらの銀行口座の明細をダウンロードすると、最終残高は合致するものの、口座の初期残高が更新されて明らかに妙な数字に変わっている。しかも途中のエントリーにあきらかにダブってる部分が存在する。これで最後の残高がなぜ合うのが実に奇怪。

要するにソフト側で勝手に金額を調整するエントリーを作成しているのだ。考えてみれば、wordやexcelの入力にしても、Microsoftの製品はいつでも勝手なことをやりたがって往生する。もちろんあれこれ調べれば、これこれこういうところのチェックボックスを外せば自動修正はしなくなりますよと分かる。文句を言っても彼らの対応は、「使いづらければ、自分でそこを修正してください」で終りだろう。しかしそもそも、「ユーザーの許可無くソフトが勝手に修正する」というのがデフォルトという傲慢な仕様がどうにも信じられん。

でもって、このMicrosoft Money2006には、そもそも簡易なマニュアルさえもついていない。直感で操作できないどころではなく、「修正してよいですか」とも聞かずにソフトが勝手にエントリーを作成し、修正が容易でないというのがどうにも納得行かんところだ。おそらくダウンロードするには期日を区切ってダブらないようにユーザー側で配慮しなければならないのだと思うが、それならそれで読み込み時にでもアラーム出してくれれば済む話。

これにしても、メニューからあちこち彷徨って、どこかの設定に行くと、自動で残高調整を行うか否かが選択できるのに違いない。しかし、くどいようだが、使い始めから一度もユーザーに確認せずに勝手に銀行残高を調整したらアカンだろ。まだ使い続けるかどうかを判断しなければならないが、もうずいぶんトランザクションを入力してしまったからなあ。

そういえば、今週、会計士と会食していたら、彼女もマイクロソフト・マネー使ったが、銀行残高のreconcileをどうやるか分からないと言うので、「そうそう、あれは絶対に使い方が分かるほうがおかしい」と同意して笑い話になった。Accountingを仕事にしてても分からないのに、普通のアメリカ人がこれを使用して問題ないというのが信じられないのだが。なぜだ。