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2006/01/22 リスニングはセンター試験でテストすべきスキルか / 米国産牛肉のリスク

昨日は大学センター試験初日だったそうで、雪の中受験生も大変だ。しかし、英語のリスニング試験が導入されたと聞いてビックリ。だいたい高校の英語教師で、生徒に範を垂れるほど英語がしゃべれるのがどれくらいいるのか。文法や読解、英作文は教えられても、英語の発音や英会話はテープなどの教材が無ければ教えることができない教師のほうが多いはずだ。大学入試でテストすべきスキルなのかどうかという気がする。

もうひとつ気になるのは費用の問題。受験生全員にICプレイヤーを配布というが、あの購入にどれだけ金を費やしたか。文部科学省のお役人のやることだ、おそらく試験に使うだけの特注仕様で、値切りもせずに業者の言い値で払ってることだろう。1万円で50万台購入すると50億円。TOEICのディクテーションでも全員にICプレイヤーなど配布していない。日本の英語教育に資するなら意味あるが、あれは壮大なムダ使いという気がする。



米国産牛肉は、脊柱がついたままの肉をパックして送ってきて大騒ぎ。ただ、そもそも日本だけに嫌がらせで脊柱付きのを送ってきた訳でもなかろう。あれでアメリカでは普通に流通しているものと推察するのが自然。脳や脊髄には異常プリオンが多く含まれる。屠殺・解体の際、肉に付着すると汚染されるため、危険部位として解体の際に最初から肉と一緒にならないよう管理されているはず。パックの写真見ると、冷凍肉を脊柱がついたまま輪切りにしてるように見える。そもそも解体の手順からして、ずいぶんエー加減で、規則がまったく遵守されていないのでは。日本向けだけに特別な解体をしたとは思えないから、アメリカ国内消費分についても何も気にしてないのだろう。

アメリカの食肉解体の現場は労働環境劣悪で、働いてるのはほとんど英語もできないような移民ばかり。おそらく解体の手順やら、日本向けに排除しなければいけない部位のことなど、最初から何の説明もしていないと思うなあ。いったん疑念を持つと、そもそも牛の年齢に関するトレーサビリティがまったく確立されていないアメリカで、日本向けにだけ20ヶ月未満の牛を輸出しているというのも実に怪しい話。これも多分エー加減にやっているか、あるいは実は何もチェックしてないだろう。「日本がキーキーうるせえから、やった事にしとけ」という程度かもしれない。もっともアメリカ国内向けの牛肉は、日本向けのような検査無しでドンドン出荷されている。文句言っても最後には、「アメリカ国民のリスクと同じだ、ありがたく思え」とアメリカ商務省に逆ギレされるかもしれないな。

2006/01/25 ICプレイヤーは使い捨て3000円?

今年度のセンター試験、初めて導入された英語のリスニング試験に使われたICプレーヤーだが、その後の報道によると、試験後は持ち帰り自由、要するに使い捨てで、受験生から徴収する検定料でまかなわれているらしい。

ハッキリした原価が公表されている訳ではないが、検定料が今年度から2000円値上げされていること、試験対策として事前に同構造のプレーヤーを配布した予備校の値段から、だいたい3千円程度との推測があるようだ。税金使ってないのは結構な話ではある。しかし、他に何の役にも立たないプレイヤーを金払って貰うことになる受験生には、実に迷惑な話だよなあ。持って帰るより試験場に捨ててるほうが多いとしたら、ゴミとしても半端な量ではない。残されても再使用はできず、来年もまた新品を全受験生に配布するのだと。一人3千円取るならば、なにか他に対案があったような気がする。壮大なムダであるという印象は変わらないのであった。



本日夜は、築地の「つかさ」。お酒を常温でツマミを。お通しはタコの桜煮。ヒラメ、ブリともに上質。アジも悪くない。平貝炙りとトコブシ塩蒸し。マグロ脳天スモークは、ネギと芥子を添えて。いつもながら美味い。車海老、カラスミ炙り、トコブシ肝など。よくお会いするI氏がカウンタに来訪。昨日は満席だったとのことだが、本日は2名でのんびり貸切状態。あれこれと雑談しながら。奥さんが大学でセンター試験の監督しておられたのだが、イヤホンが耳に入らないとの訴えなど、やはり想定外の事態あれこれ起こったらしい。確かに大学受験の監督も大変だなあ。

頃合で握りに移行。まずマグロを脂の具合を変えて3貫。佐渡の定置。どれもシットリした旨みにあふれ素晴らしい。白身はイナダとか。イカ、サヨリ、コハダ、サバもよい。酢飯が相変わらずスッキリ爽やかな旨み。ハマグリ、アナゴ、そして最後はいつもの鉄火巻。これまた素晴らしい。タクシー帰宅。最近、タクシー帰宅多すぎるので、そろそろ改めねばなあ。あ、そういえば、今朝もタクシーで出勤したのだった。<あかんがな。