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2005/10/15 村上ファンドが騒ぐ / 国勢調査回収方法見直し

ようやく週末。なんだかバタバタした1週間で更新も間が空いてしまった。木曜夜は、今月末に海外赴任する元部下を連れて、天ぷら屋のカウンタ。冷酒を飲みながら壮行会をかねて会食。赴任準備やら向こうでの生活のことなどあれこれ聞きながら。初の海外赴任というのは期待と不安が入り混じった独特の気分になるもんである。天ぷらのほうは、胡麻油の香りを残しながら白く薄い衣がサクサクと揚がってなかなか結構。海老、牡蠣、メゴチ、松茸、アナゴなど美味い。



阪神やらTBSやら、村上ファンド、楽天と入り混じって騒動になってきた。先日読んだ週刊誌に、「村上ファンドは合法的な総会屋」というコメントがあり、まあ、確かにそうであるなと納得。総会屋は最小単位の議決権だけ持って騒ぐ。しかし、村上ファンドは無視できない比率の議決権を確保した上で声高に騒ぐわけで、総会屋よりもずっと怖いのであった。阪神上場に関しては、アメリカのプロ・スポーツでも、チームを上場して成功した例がない。意味があるのかどうか疑問。球団の勝利が球団の企業価値と直結するかどうかも不明なわけで、ファンが株主になって利害が一致するかどうかも検討を要する問題だ。



「総務省は、国勢調査の調査方法について、これまで勤務先や就業時間を具体的に記入する方式だったのを選択式にして簡略化するなど一部見直す方針を固めた」とのニュース。まあ、確かに調査項目にも疑問がある。氏名や勤務先を書かせて、調査員が面前で記入をチェックするという方式もプライバシーを考えたら忌避する人が多いのも無理はない。封入提出や提出拒否が今回はずいぶん多いのでは。見直しは当然だろう。

もっとも、統計局ホームページで、統計審議会の議事録など読むと、調査項目などについては漫然と前回を踏襲したのではなく、かなり細かい部分まで議論されていることがわかる。しかし、昨今の個人情報保護意識の高まりなどをどこまで意識していたかの点については、やはり疑問。審議会の委員は学者先生主体。役所の審議会というのは、役人が自分達の都合に合うような役所寄りの人を選んでいるに違いないが、やはりどこか浮世離れしたところがあるんではなかろうか。