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2005/08/02 自殺を巡る原因の押し付け合い

永岡洋治衆院議員の自殺を巡って「原因の押し付け合い始まる」とYahoo! Japanのニュースに。亀井派だったのだそうだが、「原因は郵政を巡る自民執行部からの圧力」、「いやいや、亀井が衆院で賛成票を入れた子分をいじめたに違いない」など、まあ、なんとも陰鬱な話ではあるのだが。

この議員は、中村喜四郎元建設相が贈賄で実刑が確定し、その補欠選挙で当選したのだが、その中村元議員が刑期を終え再出馬するため、次回は苦しい選挙になると悩んでいたという話もある。しかし、ムショから出てくる元議員がケロっとしているのに、現役議員のほうが当選できるかどうか気に病むというのも、なんだかどうも腑に落ちない。

永岡議員はうつ病で通院してたという報道もある。いわゆる「初老性うつ病」というものだろうか。政治を取り巻く情勢がどこまで影響したかは誰も語りえないだろうが、官僚出身とはいえ、ちょっとやそっとのことで自殺なんぞするような人間が国会議員になるはずがない。新井将敬衆議院議員は確かに収賄での逮捕を前に自殺したが、彼はやはり例外だ。「塀の中」に落ちても、ケロっとして再出馬意欲満々な中村喜四郎始め、亀井静、オットセイ森、変態山タフ、小沢一郎、田中真紀子、渡部恒三、青木幹雄、片山虎之助などなど。そう、元議員ならハマコーも。国会議員ってのはちょっと思いつくだけでも、普通は悩んで自殺どころか殺しても死なないようなのが多いと思うがなあ。

最近の国会は郵政法案の行方を巡って風雲急を告げている。参院で法案が廃案だからといって衆院を解散するのは確かに憲政の常道ではなく筋の通らない話。しかし、小泉首相は他人の意見に耳を傾けない変人であるから、「逆噴射解散」も決してあり得ない話ではない。解散したら自民党は大敗する気もするが、どうだろうか。昨今の政治情勢も、なかなか眼が離せない。