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2005/07/24 地震の夕方、銀座の交差点で

昨日、地震があった時は外出中。多分、銀座の交差点付近にいたはずなのだが、まったく気づかなかった。しかし、交差点で、なぜか動揺して周りを見回すなど、様子があきらかにおかしい女性が一人いた。単なる挙動不審の人なのかと失礼なことを思っていたが、今にして思うと、あの女性は地震の揺れを感じていたのである。他には気づいたような様子の人は見かけなかったような。夜のTVニュースを見ると結構揺れてたようだ。なぜ気づかなかったのかちょっと不思議。もっとも、あの辺は電柱や電線も無いので揺れの兆候が分かりづらいとは思うのだが。タクシーの運転手に言わせると、運転中でも外の景色やハンドルの取られ具合で地震だと分かる場合もあるとか。

その後、本屋などに寄ったが街中には何も変化なし。しかし地下鉄の駅に行くと運行がストップしてると言う。伊丹脱線事故の影響か、かなり慎重にチェックしてから運転再開するのだろう。地上に上がって再び街を見ると、さっきまで気づかなかったが、道を行く都営バスは満員だし、タクシーも空車は走っていない。機を見るに敏な人は、いち早く代替の交通手段に殺到してるのであった。私なんかは大地震の後は逃げ遅れるクチだな。はは。

やや手間取ったが無事帰宅。エレベータが止まってるのではと危惧したがそんな事もなし。部屋では、1冊だけこの本が本棚から床に落ちているのが唯一の影響か。NHK海外衛星ニュースでも地震の映像が流れたようで、夜になってPerthからも電話あり。神戸の震災の結果から考えるに、今住んでる場所が崩壊する危険はまずないだろう。しかし地震はいつどこで起こるか誰にも分からない。地下鉄乗ってる時に地震が来たりしたら大変だ。前回の関東大震災から既に80年以上経過。東京に住むリスクと利便が本当に引き合うのか、本来は慎重に検討するべきなのかもしれないのだが。