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2005/06/22 音楽のネアンデルタール

"見たこと聞いたこと"のページからリンクいただいた。"Musical Baton"と言うそうで。ブログやら「はてな」なんて言葉が影も形もない頃、Nikki-Siteや「日記猿人」でも、時折、こういうのが流行ったよなあ。懐かしい。

しかし、音楽に関して私自身は、絶滅したネアンデルタール人のようなもので、古いことしか知らない。学生時代は、ギターやベース、100Wのアンプや各種エフェクター、マイク・スタンドに至るまで持ってたのに、結局どこかに行ってしまった。ネットのつきあいも、最近めっきり減ったからバトンを渡すアテも無し。このページはブログじゃないしなあ。

といって完全スルーするのも申し訳ない。思考実験として、「Five songs that mean a lot to me(心に残る5曲)」だけ、昔話ではあるがClassic Rock限定で、思い出した順に下記の通り回答してみた。日本の歌も忘れがたいのがたくさんあるけどねえ。

Jimi Hendrix, 「Purple Haze」: 不協和音が混じったギター・リフと禍々しいイントロ。これはヘンドリックスに憑依したデーモンの咆哮だ。

Eagles, 「Hotel California」: 澄み切った青空が、深い群青へと。南カリフォルニアの夕暮れ。燃え尽きた青春の爛熟と終焉。名曲だよなあ。

Gary Numan and Tubeway Army, 「Down in the Park」: 退廃と恐怖に満ちた暗黒のLondonを無機質に。最初に聞いた時の暗い衝撃。

Lou Reed, 「Walk on the Wild Side」: 人々の貧困と泥沼と引き換えのOvernight Success。Lou Reedはアメリカの影に、マッチの小さな明かりを点す伝道者。

David Bowie, 「Five Years」: あと5年で地球が終わるとしたら。この歌は、まるで一編のSFのように成立している。

どれも古く、脈絡もないが、実に懐かしい。次へのバトンは無し(笑)。ま、ネアンデルタールの世迷い事ということで。しかし、これが本や映画だともっと難しいなあ。