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2004/10/16 「大統領になったら」

「大統領になったら」(スティーヴン・P・ウィリアムス/扶桑社)読了。ホワイトハウスでの暮らし、大統領の日程、サポートするスタッフなど、大統領の日常をとりまくあれこれを紹介し、あなたが大統領になったらどういう生活を送るのかを教えるマニュアル本。大統領専用機の機内、ホワイトハウスの構造など、情報満載。

ホワイトハウスでは、新聞雑誌の購読や電話、インターネットは国が支払する。ホテル並のリネンサービスや食事もすべて国庫負担。ソフトドリンクやお菓子類もメーカーの寄贈ですべてタダ。しかし、ヘアスプレー、歯磨きなどの個人使用品は大統領個人の負担。ドライクリーニングや床屋も個人負担であるなど、無用な知識と思えるディテイルがまた面白い。

薄い本で読みやすく、すぐに読了。「最強の非実用書」と帯にあるが、まさにその通り。アメリカ大統領になる可能性のある人が日本版を読むはずなどない。はは。ビル・クリントンの自伝「マイライフ」も購入したのだが、まだ手がついていないのであった。



そういえば、アメリカ大統領選挙第3回ディベートは、SkyPefecTVの録画に失敗。いや、録画はできたのだが、副音声にしておくのを忘れて、同時通訳の日本語音声が録画に全部かぶさってしまった。同時通訳というのも素晴らしいスキルだと思うが、やはり無理があって妙な日本語になり、聞いてると時折イライラする。発言の微妙なニュアンスが聞き取れない。もちろん私だって英語のディベートを聞いてすべて理解できる訳ではないが、日本語同時通訳を聞くよりは英語を直接聞いたほうがずっと理解しやすい。結局のところ注意力が散漫になって真剣に見ることができなかった。

もっとも日本語がかぶさると、英語が聞き取りづらいのは、私が日本語を母国語とするからそちらに頭の回路が引きずられるせいだ。英語圏のnativeなら、日本語の音声が邪魔にならず英語の発言がハッキリ聞き取れるだろう。言葉を聞き取る脳の回路というのもなかなか面白いもんである。