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2004/01/06 お賽銭の集金

昨日が仕事始め。午後は川崎大師へ新年の護摩祈願に。京急川崎から大師線に乗り換えると、例年よりも明らかに電車が空いている。川崎大師の駅を降りての参道も人出が少ない。景気と初詣客は反比例するという説があるが、やはり景気は回復してるのか。

護摩とは梵語(サンスクリット)でホーマ(homa)といい、「焚く」「焼く」などの意味をもつことばで、仏の智慧の火を以て煩悩(苦の根元)を焼きつくすことを表す、と川崎大師のホームページにある。煩悩を焼き尽くす聖なる火。

境内で護摩祈祷の申し込み。毎年書いてる話だが、護摩祈願料によってずいぶん扱いが違う。1万円以下は普通の護摩で、飛行機で言うとエコノミークラス。2万円だと大護摩と称して、まあこれがビジネスクラス。3万円以上払うと特別大護摩と呼ぶのだが、これはファーストクラスだろうか。

昨年に続きビジネスクラスで護摩祈祷を申し込み。6名で割ると2万円と言ってもしれた金額。エコノミークラスだと、吹きさらしの外で開始を待ち、靴はビニール袋に入れて自分で持ち、本堂にギュウギュウ詰め。祈祷が終わると、すぐ外に出されてお札交換所の前で待たなければならない。これがビジネスクラスになると、待合室でお茶とお菓子が出て祈祷開始を待つ。祈祷が終わるとお屠蘇を一杯頂いて待合室に戻り、お札がそれぞれに渡されるという待遇の差。ファーストクラスはどんな待遇なんだろうか。シャンペンでも出るのだろうか。<出ません。

護摩祈祷受付で入金処理をしてるのは銀行員。うちの財務部長が銀行さんに聞いた話によると、お賽銭の集金は大手の社寺が取引先の店舗では重要な仕事なのだが、賽銭箱に入った雨の日のお札が始末におえないのだそうだ。また、硬貨に混じってるのが外国のコインやらパチスロのコイン。外国コインは外国人観光客だろうか。しかし、パチスロのコインなんぞ入れるとバチが当たるというか、入れるより入れないほうがまだマシと思うが、いったい誰が。

その点、この護摩祈祷はお賽銭とは違い、窓口で手渡しの紙幣入金だからお寺にも銀行にも効率がよい。望めば領収証すら交付されるのであった。護摩祈祷が終った後は、例年どおり参道の飲み屋で新年会。川崎に移動して2次会。すっかり酩酊して帰宅したのは11時過ぎであった。