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2003/05/25 「宇宙芸術展」と横浜。

昨日は久しぶりに横浜まで。関内駅に降りるのは何年ぶりだろうか。大桟橋国際客船ターミナルというのは、昨年完成したそうだが、うねるような造形のウッドデッキが延々と続き、途中には芝生もある。みなとみらいや山下公園も一望できて、実に壮大で立派なところである。しかし、そんなに国際客船なんて寄港するのかね。夜なんかはライトアップされると雰囲気あるだろうなあ。

桟橋の端まで歩いてホールで開催されている「宇宙芸術展」の展示を見る。宇宙服が展示されていたが、間近に見るとミシンの縫い目がある布製にしか見えない。何重にも色んな素材を重ねてあるらしいが、あんなもの身につけただけで真空の中に出て行ったとは、実に凄い話である。そんな人類の月着陸も、すでに30年以上も前。「月の石」なるものも実に久しぶりに見た。

地球を1.2メートルの球とすると、ジェット機が飛んでいるのは、表面から1ミリ離れたへん。スペースシャトルやら人口衛星が回ってるのは表面から3センチから5センチの部分だと、今週の「週刊文春」のエッセイで椎名誠が紹介していた。宇宙的規模で見ると、地球の大気圏や水圏などは、岩がちょっと湿ってる程度にすぎない。しかし、それでもなお我々の故郷、青く美しき地球なのである。

赤レンガ倉庫街をブラブラした後、山下公園を歩く。引き潮のせいか、海は汚いのだが、潮風はそれでも心地よい。中華街でちょっと早い夕食。日本の中華にも、やはりMSGはかなり入ってるようだ。日本に生まれ育った我々は、かなり摂取しても平気というのは、やはり子供の頃からの耐性の問題であろうか。味の素も儲かるわけだ。はは。

帰宅してTVで「アポロ13」を見ながら、シャトル軌道上からの写真集「ORBIT」を久々に取り出してパラパラと。一度くらい宇宙から自分の目で地球を眺めてみたいもんであるが。

本日はのんびり起床。車で銀座に出て旭屋で本を物色。「映画産業とユダヤ資本」(福井次郎/早稲田出版)、「シェフ、板長を斬る悪口雑言集」(友里征耶/グラフ社)、「わかりやすい焼き物のみかた」(実業之日本社)購入。本日午後はのんびり読書予定。

「シェフ、板長を斬る」は自腹でガイド本絶賛のレストランを食べ歩いた著者が、「なんでこんな店が」と疑問を抱き、雰囲気だけでいい加減なチョウチン記事を書き散らしている「グルメライター」と、カン違いして増長した料理人をボロカスに批評するという本。出版社も聞いたことないところなのだが、最近話題になって、大増刷しているようだ。