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2002/02/09 搾取のタコ部屋、ニッポン。

昨日は、グータラする予定だったが、よく考えると、確定申告に行く予定だったことを思い出した。給与所得者なんで、普通は年末調整で終わり。しかし、今年だけは住宅取得借入金等特別控除を受けると税金が戻ってくる。還付申告のほうはすでに始まっており、昨日を逃すと年休取ってまた行かなくてはならない。

作成の手引き一式は、事前に「国税庁ホームページ」からダウンロードしてある。ITの進展で、こういうところは実に便利になったなあ。

手引きに従って、申告書類の作成。しかし、源泉徴収票を眺めると、改めて、所得税がこんなに取られてたのかとウンザリ。年間の支払い額を単純に12で割ると、月に約11万円である。この他に住民税が、毎月約8万円。社会保険、労働保険等を除いて、所得に係る直接税金だけで、月に19万取られてる計算。

毎月、誰かがやってきて、給料袋からいやおうなしに19万円ふんだくって行くと想定してみよう。これは、ほとんどタコ部屋のピンハネである。税金というよりも悪代官の厳しい年貢。あるいは、「搾取」という言葉がピッタリくる。搾取のタコ部屋、ニッポン。

これで、国や地方公共団体から、本当に見合ったサービスを受けているかと考えると、どう考えても見合ってない。トーゴーサンピンと言われるように、農業や漁業従事者が、ほとんど税金払ってないというのも、実に腹立つ話だ。

ま、腹立ててもどうしようもないので、近隣の税務署まで。会議室を開放して申告準備室にしてるのだが、ずいぶんと人がいてごった返している。タッチパネル式で申告書を自動作成できる機械あり。これを使うと、たいへんに便利。電子申告ができればもっと便利なんだが。

もっとも、機械の前に座った隣のオッサンは、ひとつボタン押すたびに、なにやっていいか分からなくなる。その都度、係員を呼ぶというエライことになっていた。あれだったら手で書いたほうが早いな。ははは。

ともあれ、申告書をプリンタから打ち出して、住所氏名等は手書きで記入。添付書類をつけて受け付けに提出。これで、1ヶ月半後には、37万円が振り込みで返ってくる。もともと自分の金だから、儲かったとはいえないが、税金を取り返したという達成感あり。ははは。