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2001/03/26 どうやってこんなに昔の記憶の断片を

昨日の夜はブラっと外出して、浅草寿司清で寿司つまみながらいつもの冷酒を一杯。小雨模様のせいか店はガラガラ。寿司屋の親父は、大相撲千秋楽のラジオ放送に熱心に聞き入っている。

やはり江戸前の寿司屋の親父は、相撲好きなのが本格だ。ひょっとして柏戸のファンか。<古すぎるっちゅうーの。後で話してたら、この親父は、大鵬と誕生日が4日しか違わないと自慢してたから、あながち間違いでもなかろう。ははは。

ホロ酔い気分で部屋に戻って、のんびりしてたら電話あり。取ってみると覚えのない女性の声で、「わたし、○○×子です」とフルネームを名乗る。どうも記憶がないなあ。なにかの売り込みか。しかし、バックグラウンドに子供の声が聞こえるのが不思議だ。

と思ってたら、「覚えてない? ほら、小学校・中学校で一緒だった」と聞いて、一瞬にして記憶がフラッシュバックした。面影も思い出したし、聞きなれないと思ってた声も、懐かしい記憶とジャストフィットする。

20年以上会ってないはずだが、いったい我々の頭脳は、どうやってこんなに昔の記憶の断片を、そのままに保存しているのだろうか。あるいは、「懐かしいはずだ」という先入観によって、スリ切れた記憶の残滓を、我々の脳が巧妙に再構成してみせているのだろうか。人間の記憶には、まだまだ汲めども尽きぬ謎が秘められているなあ。

で、電話のほうは同窓会のお誘い。うちの中学校は、大学の附属だったので、4クラスしかなかったが、なんだかんだで、現在関東圏に在住している同級生が30人ばかりいる。4月なかばに、関東地区同窓会を開こうという話だった。

年度決算の真っ最中だが、日曜の昼だし、無理しても出席することを約して、その後は同級生の消息などを色々と聞く。神戸の震災では、同級生は誰も亡くなってないが、先日、病気で他界した人がいるとか。だれそれはどこに住んでる、だれそれはどうしたと、懐かしさに話し込んでいるうちに、すっかり長電話になってしまった。

本日も雨模様なんで傘を持って出社。しかし午後からすっかり晴れてきた。なんだか会社に傘を忘れそうな陽気。昼休みにニュースをチェックすると、昨日のPRIDE13で、桜庭がバンダレイ・シルバに1RKO負けを喫したと出ている。SkyPerfecTVで中継があるのをスッカリ忘れていた。

Webでチェックすると今夜、再放送がある。本日は定時で帰社して再放送をチェックすることに決定。ということで、やはり傘は会社に忘れてきたことに気づいたのは、部屋のカギを開けた瞬間であった。ははは。