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2001/01/11 機内にトレーニング・コーナー

ネットのニュースで「エコノミークラス症候群」についての記事を読んだ。飛行機の狭い座席に長時間座って足を動かさないことが原因で血栓症を起こし、死に至る症状らしい。ヒースロー空港担当の病院の調査では、1年間に英国から海外に出た人のうち、年間で推定2000人以上が同症候群で死亡している疑いがあるとのこと。

それにしても、年間2000人以上ってのは驚くべき数字だ。しかし、イギリス人が2000人なら、飛行機をバス代わりに使ってるアメリカ人なんかはもっと死んでるような気がするが、あんまり大騒ぎになってないのが不思議。

英国上院の科学技術特別委員会は、対策例として、座席の足元の空間を少しでも広げたり、乗客が酒類を飲みすぎないように監視することなどを挙げているとのこと。ま、飛行機のエコノミークラスで長時間座ってると身体の調子は確かに悪くなる。

ビジネスクラスでも死亡例があるらしいから、エコノミーシートの狭さというより、やはり、長時間まったく身体を動かさないのが悪いんだな。もうひとつは、飛行機の中は気圧が低いことも影響してるだろう。

飛行機のキャビンは、気圧が低いから酒がよく回る。アメリカに住んでた頃は何度も日米間を往復したが、一度だけ往復とも酒を一滴も飲まずに過ごしたことがあった。この時は、飛行機降りても実に快調。時差ボケもほとんどなし。機内の酒がいかに体調に響いているか実感した。しかし、タダでいくらでも酒を持ってくる環境で飲まずにいるというのは実に難しいもんで、それから以降はドライ・フライトに成功した試しなし。特にビジネスやファーストに乗ると、酒を飲まずにいるのは困難だよなあ。

機内にトレーニング・コーナーでも設ければ、健康に気を使う人にはうけるかもしれない。そういえば、確か、ヴァージン航空ではそういう機体があったような気が。時差ボケ解消には水泳をするといいなんて話を聞くから、そのうち機内にプールを作ったジャンボジェットなんて出てこないだろうか。<飛行機の中にプールなんか作ったら、空を飛ばないっちゅうーの。