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2001/01/05 サンスクリット語で、「松」「竹」「梅」

昨日は仕事始め。ちょっと早めに出社して社内関連部署に年始の挨拶回り。9時からは本社の管理職全員が大会議室に集められて、社長の年頭あいさつを拝聴。

そういえば、すでに故人となった先々代の社長はやたらに話好きで、全社員を集めて、年頭の訓示を1時間以上もブチかましたことがあった。正月早々、直立不動で聞いてるこっちが倒れそうになったが、その点、今の社長は原稿通りに5分前後で終了するのが助かる。

仕事のほうは午前中で終わり。部課長に係長を加えた9名で、ゾロゾロと川崎大師に。うちの部門の本年1年の無事を祈って新春恒例の厄払いである。

去年はとんでもなく参道が混んでたのだが、今年の人出はさほどでもなし。これは景気が回復してきてるから神頼みが減ったのか、逆に神頼みするほどの余裕も無くなってきたのか。景気談義をしながら参道を歩く。

護摩祈祷の受付所には御札の見本付きの値段表が掲げてあり、1万円未満は小さな御札、1万〜2万円は中型、3万円以上は超大型とロコツな差がついている。舌きりスズメのじいさまなら、「私は小さなつづらを」と言うところだが、こういう御札は、大きいほうがご利益あるような気がするんだよなあ。

よくよく観察すると、大きさだけではなく、オフダの上に書いてある梵字にも違いがある。サンスクリット語で、「松」「竹」「梅」と書いてあるんじゃないか、などと罰当たりなことを言いながら、今年はいくらのにするか相談。

去年は1万円払ったのだが、自分の靴を入れたビニール袋を手に持って、本堂の隅にギュウギュウ詰め。座る場所もなく、護摩法要の間中立ってたというヒドイ状況。ところが、3万円払うと、靴箱のある別の入り口から1段高い囲いのある別の席に案内され、別室でお神酒の接待の後、御札を個別に受け取ると、エラク待遇が違うわけである。

今年はドカーンと3万円の御札にして、豪勢にやりましょうかと部長に進言したが、「3万払って3倍のご利益がある保証がどこにある」と言われて却下。ま、しかし、それを言うならば、そもそも1万円にしても、その分の御利益があるかどうかの保証なんてありませんがな。ははは。

ともあれ、今年の護摩祈祷は、去年に比べるとずっと空いていて、エコノミー・シート(?)でも十分快適。よかった。一段上にある「ビジネスクラス」座席が半分も埋まっていないのは、やはり不況の影響か。「南無大師遍照金剛」と全員で唱和して厄払い護摩法要の始まり。それにしても、護摩祈祷の坊さん達の真言というのは、うねるような太鼓の16ビートに乗って、いつ聞いても迫力あり。

お経が一段落して本尊のお参りに移る。護摩壇の周りでは、坊さん達が流れ作業で、書きあがったばかりの御札の束を、チョイチョイと護摩の火にかざして護摩札の一丁上がり。単なる木の札が次から次へと1万円やら3万円に化けてゆく。月並みだが、やはり坊主丸儲けという感想しか浮かばんなあ。<オイ。

お参りが終わった後は、参道にある居酒屋に雪崩れ込んで飲み会。部長のセクハラ疑惑を肴に、樽酒を飲んで酔っ払う。店を出たのはまだ明るい午後3時。それから新橋まで戻って別の部の新年飲み会に乱入して焼酎など。そこを出てもまだ夕方の5時。それから3次会に突入して更に酔っ払う。泥酔状態で部屋に戻ったのは午後8時。<泥酔になる時間じゃないっての。

昨日の夜は、風呂にも入らずそのまま轟沈して寝た。いくら泥酔してたとはいえ本日の目覚めはなかなか快調。ま、11時間も連続で寝倒せば、当然といえば当然か。