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2000/06/21 「レッド・ドラゴン」 

昨日の夜は早目に帰宅して風呂に入ってから、トマス・ハリスの「レッド・ドラゴン」を読む。以前にも読んだことがあるのだが、引っ越しの関係でどこかに紛れてしまい、本屋で文庫本を買い直したもの。「羊達の沈黙」、「ハンニバル」と続く3部作の第1作だが、「ハンニバル」の売れ行き好調なので増刷したようだ。

すでに第1作目から、ハンニバル・レクター博士は、きっちりとハンニバル・レクター博士であることを再確認。エライもんですな。ただ、翻訳についてだが、固有名詞や慣用表現に、日本語を読むだけではっきりと分かる小さな間違いがあちこちにある。翻訳者は(というより下訳を請け負ったバイトだろうが)多分、アメリカで暮らした経験がないのではないか、そう思える。

途中で近くのコンビニにウーロン茶買いに行って戻ると、入り口で大家の親父さんに出くわす。「すいません、水道が止まってるでしょう。ポンプが壊れたんで、修理屋呼んで、今ちょっと修理させてますから」と謝られる。ちょっと前に風呂に入った時には大丈夫だったんだがなあ。まあ、風呂入ってる時にいきなり水道が止まらなくてよかった。

部屋に戻って蛇口ひねると、やはり水は出ない。しかし、断水なんて久しぶりだなあ。まあ、この建物は、一番上の9階全域が大家の住居だから、水道が止まると大家自身が大迷惑をこうむる。そういう意味では大家がヨソに住んでる賃借マンションより、ずっと対応が早いのがいいところか。

そうそう、「レッド・ドラゴン」読みながらNHKの政見放送を流しっぱなしにしてたら、南関東の比例区の政見放送で政党自由連合の党首、徳田トラオが出てきた。おもしろいのは、比例区の政見放送なのに、党首の演説を早々に切り上げて、神奈川の小選挙区候補者を次々紹介してゆくところ。

しかし、「次ぎは神奈川13区 なかむら てつ」と大きな声で紹介したら、本人が出てきて、「神奈川13区、なかむら とおる です」と自己紹介したのは笑ったな。党首だったら自分の党の候補者の名前の読みくらい覚えといたれよ。ははは。ま、「徹」って名前は、どっちでも読めるけどねえ。