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2000/05/23 自分の体内にカイチュウを飼う 

会社で休み時間にこちらの日記を読んでて、私も以前、「獅子身中のサナダ虫」を読んだことを思い出した。この本を書いた著者は、人間の体内に巣食う寄生虫を研究してるらしいが、自分の腸内でカイチュウを飼ってるちょっと変わった人だ。

こういうカイチュウを自分の体内に飼うと、体重が増えない、アレルギー体質が治って花粉症にもならない、中性脂肪やコレステロール値も下がると、いいことずくめらしい。これが本当なら、ダイエット用というより、むしろ中年以降の人が成人病予防にお腹の中に一匹飼うのがいいかもしれない。

もっとも、何の寄生虫を選ぶかも問題で、寄生虫の種類によっては、腹痛をおこしたり、腸壁を食い破って体内を移動したりするのもおり、そういう奴を体内で飼うと大変なことになる。この人が自分で試した安全な寄生虫は、化学肥料や下水道の普及もあって日本近辺ではほとんど絶滅しかけてるということで、卵を採取するのが容易ではないようだ。

しかし、そんなに身体にいいのなら、ビジネスとして、養殖して売ったらいいかもしれないなあ。成人病予防に全員お腹に1匹。もっとも抵抗ある人は多いだろうが。

卵が手に入るのなら、私も1匹くらい体内に飼ってもいいような気がするが、もうひとつの問題がある。せっかく身体にいい寄生虫をお腹の中に飼っていても、大酒飲むとカイチュウが死んでしまうらしい。そいういう面では、ひんぱんに大酒飲む私の場合、あんまり効果は期待できない。

しかし、体内のカイチュウが死ぬほどだから、大酒飲むのは健康に実によくないことが分かる。寄生虫が死ぬほどだと、健康に役立つ腸内細菌だってアルコールでずいぶんダメージあるんではないだろうか。乳酸菌もビフィズス菌も、大酒飲んだらかなり死滅してるのかもしれない。やっぱりたまにはヤクルト飲まないとなあ。<酒のほうを控えろ〜!