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2000/05/20 青木幹雄〜コソコソ好きの体質

森首相の周辺も、あいかわらずモメている。

青木幹雄官房長官が首相臨時代理に就任した手続きは違法だった疑いがあると主張して、民主党が、有印公文書偽造や軽犯罪法違反などの容疑で、青木官房長官に対する告発状を東京地検特捜部に提出したらしい。

まあ、確かに病床にある小渕首相から、臨時代理就任を要請されたという青木官房長官の発言はコロコロ変わって信憑性がない。

特に、小渕元首相死去後の順天堂医院医師団の会見で、「長い文章を明瞭に話すことは難しかったのではないか。聞いた時は正直言ってびっくりした」と発言があったのは官房長官にはまずかった。

今月号の文藝春秋に、渡部恒三衆議院副議長が、「森喜郎君が総理とはなあ」という放談を載せているのだが、早稲田雄弁会時代から知っていた青木官房長官について、

「青木君は雄弁会の幹事長だったが、根回し的なこと、裏でコソコソやるのが好きだった。40年経っても変わらないなあ」
と述べている。やっぱり昔からそうだったんだなあ。

早稲田の雄弁会というのも、学生の頃から、幹事長選挙だ、根回しだ、多数派工作だと、自民党密室政治の腐敗を一所懸命に身につける練習ばかりやってたから、竹下登やら青木幹雄やらという、根回し調整型の政治家を輩出する伝統があったのだろう。

ま、別に嘘ついてまで密室で決めなくとも、臨時閣議開いて討議すれば、緊急事態でもあるし、森首相の緊急登板は決定的であったろうに、青木官房長官の若い時からの「コソコソ好き」の体質が、とんだところで波紋を広げてしまった。またこの青木って人は、見るからに、そういう密室のコソコソが好きそうな、悪代官みたいな顔してるのである。このままでは、6月の選挙にも、結構な影響がありそうだ。

クリーニング屋に引き取りに行くと、またあちこちでハッピ姿の人達を見る。そういや、朝寝てる時も、外の道路からなにやら神輿が通るような喧騒が聞こえてたっけ。ちょっとブラっと外出するか。しかし、今にも雨が降り出しそうな雲行きである。